アーカイブ: 2013年8月

閑をもつこと

第一次大戦時のイギリス外相/鳥類学者 エドワード・グレイによる、人間が幸福であるための四つの条件

第一、〜
第二、〜
第三、〜
第四、閑を持つ事。

「閑」とは「暇」のこと。原文ではなんなのか、まだわからないが

太平洋戦争への point of no return(引き返せない地点)であったヒトラー、ムッソリーニとの三国同盟を日本が結んだ時、数少ない反対派であった、米内光政の断片語録

「バスに乗り遅れるなというが、故障しそうなバスには乗り遅れた方がよろしい」

…当時の流行語が「バスに乗り遅れるな」

同じ言葉がここ数年流れていたよ。TPPのために。

昭和14年9月、ロンドンから帰国した海軍少佐、出本鹿之助は神戸港で新聞記者に取り囲まれ、欧州戦争の成り行きの意見を求められてこう言う。

「今のところドイツが優勢だけど、やがてイギリスの底力がものを言い出す。〜 戦争が三年、四年と長引くようだと、ドイツの力が尽きて英国の勝利に終わるのではないだろうか」

この言葉はその日の神戸新聞夕刊によりセンセーショナルに取り上げられ、彼は見送りに来た旧友にこう告げられたという。

「でえやん。あんた新聞記者にえらいこと言うたなあ」
「今の日本で、ヒトラーの悪口言うたり、ドイツの勝利を疑うようなことを言うたら身が危ないんやで。注意せなあかんがな」

ギリシャの歴史家、ポリュピオスによると

物事が宙ぶらりんの状態で延々と続くのが人の魂をいちばん参らせる。
その状態がどっちかへ決した時、人は大変な気持ちよさを味わうのだが、もしそれが国の指導者に伝染すると、その国は存亡の危機に瀕する。

カルタゴはローマの挑発に耐えかねて暴発し、亡びた。

そうである。

以上、阿川弘之「大人の見識」を読んでの備忘録。なかなかヒントに溢れている。

何処へ行っても

お盆中書けなかった日記のひとつ

リアルタイムではないのだけど
大好きだったこの曲
このアルバム「ひまつぶし」

CD引っ張り出してまた聴いてる
最高

ご冥福をお祈りします
山口冨士夫さん

– 追伸 –

この曲も好きなのだけど、これに続く「からかわないで」最後の詞が突き刺さって

こんなマンガな世の中で
死ぬ気になんてなれやしない

blue grey

「シカタガナイ」

この言葉を自分の辞書から追放しない限り、日本人はより良い暮らしを、より自由な人生を手に入れることはないだろう  ―

カレル・ヴァン・ウォルフレン の主張。

彼は311のずっと前、1990年代(あるいは80年代)からこのことをずっと言ってきている。

今更だか、今だからか、物凄くこのことが気になっている。

これは、彼が外国人だから言えることだろうか?

お盆のあたりからこのことを意識している。おかげでブログの更新が滞ってしまった、というのは半分嘘にしても。

というかこれは自分にとっても、とてつもなくハードルが高い。「仕方がない」「しゃあない」と思わずに、オレはこれまで生きてこれただろうか?

ウォルフレンは、この思考がある種「成熟した証拠」とされる日本社会が、いかに上手に市民の疑問や政治的行動を初期段階で抑制してきたかを説いている。

自分の周りにある「リアリティ」と自分が感じる「リアリティ」が整合しない状態が続くと、やがて人は状況にはまりこんでしまう。ここで生まれる言葉が「シカタガナイ」だという。

たとえば、矛盾だらけで突っ込みどころ満載のニュースが毎日毎日報道され、それが一~二年もすればすっかり何もなかったように忘れ去られてしまう。また、それを待っていたかのように、おかしな施策が「肯定」されてしまう。

あれ、おかしいぞ、と感じていた人も、やがてこの言葉と共に、おとなしくなっていく。

「シカタガナイ」

これは危ない。とてつもなく危ない。直感的にもそう思う。

一方で、自分が「しゃあないやろ」と言って物事を切り替えながら生きてきた経験ってなんだろう。
つまらないことなんだろうか。或いは「シカタガナイ」には、昇華と自粛のように、いくつか種類があるのだろうか。

わからない。こう思うこと自体が、自分がトラップにはまりこんでいる証拠なんだろうか。

ひとつだけ感じたことがある。これは、ある種の灰色の青、グレーをまとったブルーみたいなものだ。

a kind of blue grey

これがブルーズだなんて言いたくない。だけどある意味これが僕らが向き合うべき、ブルーズなのかもしれない。

namba

5月に蒔いた5種の種、どれも元気に育ち

バジルなどは何度もジェノベーゼを食べられるまでになっている。

次はシソ、トマト、その次はトウモロコシを作りたいものだ。

子供のころ、田舎では「ナンバ」といって、

夏に訪れる度に両手一杯穫って、食べさせてもらっていた。

祖父母のいなくなった田舎に帰らなくなって久しいが、

あの頃は、遺伝子組替玉蜀黍なんて、考えもしなかった。

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