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さいころじい

数字の捉え方は人それぞれ、または同じ人(私)でも視点をいくらでも変えられるのですが

「うみのまち」の再生回数が1万を超えました。
殆どは東京圏ですが、大阪、台北、北京、ソウル、高雄、香港、京都、パリなど
多くの場所で聴いて(あるいは聴き流して)もらえたようです。

僕の音楽は東京を舞台にしていない、日本の地方都市より小さい街に向けたものなのに
そういう意味では届いていないのか、それだけ東京の人の許容範囲が広いという証明か。

ともあれ

表立った活動もなく
情報発信もダンパー数ぐらいでこじんまりやっている DIY 音楽家としては
嬉しい限りです。

これまで、ベーシストとしては数万人の前で弾いたこともあるし
地上波に出ると想像もしないところから「観たで〜」言われたりしましたが
それも以前のこと。

コロナ禍以降は今でも Social Distance っぽくやってるし

個人レーベルでオリジナル音楽作って配信するのは、まったく別の話です。

Apple Music は週間レポートがいつも届くのだけど
一昨年までは週の合計再生より配信曲の数の方がずっと多い、とか
それが常態だったわけで
(というか、個人のストリーミングなんて誰も聴かない、みたいな「事実」を植え付けられていたので)

それがこういう世界「も」あるんだ、と確かめることができ

ビジネスとしてはまだ成り立ちませんが
モチベーションは大きく上がりました。

…「現実」に飼われ過ぎな気もしますが、ここは素直に伝えておきます。

取り持ってくださっている Friendship の方々、
見つけてくれた方々、
アーティスト経由で気にかけてくれたみなさん、

そして何よりも

再生数1桁のころからも応援してくださってるレアメタル(希少金属)な方々
本当にありがとうございます。

ストリーミングは非常に薄くはかない、金魚掬いの薄紙のようで
いつまた、前の状態に戻るやもしれません。

Spotify なんて、またすぐに「今月のリスナー 3」とかになるかも。

どんな時も恥ずかしがらずにいよう、鋼の心臓を持とうと思うんだけど、そんなん無理ですよ。

でもまぁ、ひとつ学びました。

人の意見を待っていては、何もできない。
自分がいいと思うのなら、やるべきだ。

それを繰り返し、本当の失敗を繰り返した後、何かがある。かもしれない。

まだ遥か先の何かに向けて、したためる。

飛行体は金星の方向

稽古のあといつものように海岸に寄ると
いつも金星のあるあたりにやたらでかい飛行機があって

でもカメラを向けるとどうやら点のようで
動いてもいないようで

おかしいな肉眼でもメガネ付きでも
なんか機体みたいなのが見えるんだが

ちょっと霞んだ空が乱反射してるのだろうか

そんなんで真相わからないが
一応金星ってことで帰ったとさ

あ 土星と海王星も近くに浮いてたはず
みんな観ましたか 今週は惑星直列ウィークだからね

自然と都市とひとりごと

デザインの輪郭 / 深澤直人

とても感覚的に綴られていて、意識への接近や実践へのアプローチに
濁りがないというか

刺激される本でした。
わかりにくいけどわかりやすい、という。

深澤さんはアメリカ滞在時期に八ヶ岳に土地を買い、帰国後にそこを開墾して山小屋を自ら建て、
東京事務所での業務を広げながら山梨に精神的、身体的な拠点を持った…というくだりに感じるところ大いにあり。

そして、そのインスピレーションになったのが、サンフランシスコ周辺の人々の

都会から「車で一時間程走れば手付かずの大自然に入ることができ」、コヨーテやアライグマが出るところに普通に暮らしている

という状況。

日本からすれば羨ましいのか? それとも怖いのか?
(近年の各地のアライグマ出没とその「被害」を考えても)

だけど緑はやはり大切だな、と思っていたところに

L.A の大火災

心が痛みます。

SNS に溢れる画像映像も恐ろしいが、実際はそれどころではないだろう。
一方でフェイクも出回り、AI に席巻されるネットでは、却って情報への疑念が深まるので逆効果なのでは…と思えてしまう。だがいずれにせよ。

人間は自然にはとうてい叶わない。

だけど自然と共にありたい、と思うのです。

東南海域に暮らすもののひとりごと

だけどこれから何十年、何世代と、続くことだから。

シューとスター

今年は、弦楽器をもう少し学びつつ

ライヴ活動していければ、と思ってます。

かなりインドアな(想像はアウトドアだけど)アルバムを作ったので
ほぼ生音でできる場所、いくつか見つけてライヴをしたい。

基本一人で演ってくので、また段取りも練り直さねば。
昨年前半に試してきた小道具類も、もう少し見直そう。

と、小さい子供が叩くドラムの音を聴きながら、ええノリしてるな〜と少しワクワクしている雨の夜です。

青年の頃の夢としては、ドラマーになりたかった。
その計画は無謀になりつつあるけど、
楽器の中で一番没頭できて、頭も冴えるのは、僕の場合はたぶんドラムなんですよね。
右脳と左脳が両方刺激されるというか。
もちろんその為には、身体が整わなあかんけど。

一方で、いつも下ばかり意識するベースという楽器には
— ハイポジションに行けば行くほど下に屈むなんてさ —
ときおり疲れてしまうので、
しっかり立ち上がって上空を見る、なんてこともしてみたいのだ。

穴あきアコースティックベースは、年末からブリッジの裏を診てもらっているところ。
生音がどうもしっくりこなくて、治ってくるといいな。

その後で、改めてライヴセットを考え、無茶のない道具で外に出たい。

p.s.
シューゲイザーのセレクト MV なるものを観ると
彼ら彼女ら足元ばっかり見てると思いきや、真上からのカメラを直視してるのが多くて
むしろスカイゲイザーやん。スターゲイザーやん。

しぶんぎ座流星群

新年早々流星群で
新月の直後だから絶好の機会だとか読んだので
寒い中、湖岸で北の空を1時間見つめたのだけど

ひとつも流星は撮れなかったです
もっと水平線の近くだったってことかな

南の空はいつもと同じくオリオンが綺麗

M42も赤く輝いていました

巳年

不思議な雲

かもめが

調査に向かう

うむむ

わかったのかな

 

はじまり

静かに、あっというまに元日が過ぎました。

穏やかな日でよかった。

また海にいきました。ちょうど日が丸い姿を表したとき、たくさんの鳥の群れが海を横切っていった。

災害のない、あっても助け合える一年を。

戦争のない一年を。

健康を。

願います。

みなさんにとっても、よい一年になりますように。

グリーンはいつ

umi no machi – セルフライナーノーツ #2


グリーンはいつ – 1991 and November 2024

七拍子の空想歌。絵描きや物書きに憧れたころを思い出しながら。

緑がうみを囲む、夜が木漏れ日を手渡す

あまり考えず、浮かんだ言葉とメロディを録音して作っていきました。

グリーンは昔から好きなウェールズ出身の SSW であり、

かつて滞在した家のことでもあるんです。

「うみ」が近く、窓からは河原の木々がとても素敵だったグリーンの家。

だけど数十年ぶりに訪れると水辺は消え、辺りは道路で固まっていた。

人が「道をひらく」事とアスファルトは、現代社会でセットになっている。

でも、そうやって蓋した土はいつまでも黙っているだろうか?

街と緑って本当に共存できるのか?

それとも自然はもっとずっと、したたかなのだろうか。

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