6.21 いなまちバラジャズストリート

伊那市で続いている町ぐるみの音楽イベント、伊那まちバラジャズストリートに参加します。

先日、伊那谷の中川村から松本へは旅しましたが、伊那市内は未体験。でも音楽が盛んで、ベーシストの水谷さんが移住されてからシーンを引っ張ったり、中学生から大学生まで盛り上がったりと、噂はほうぼうから聞こえてきます。スズキの鍵盤ハーモニカを駆使する夏秋文彦さんも中心人物ですね。

僕は、rear coffee という、めっちゃおしゃれで面白そうなカフェで、演奏の場をいただきました。
17:45 ~ 18:15 の30分間。入場無料(投げ銭)です。

僕の音楽性はいろんなものが混在していて、ジャンルで固めるのは難しいのですが
ひっくるめてジャズともいえるし

コーヒー音楽であることは確かだし。最近もそういう曲つくったばかりだし。

前日の、中川村「こねり」のライヴ共々、どうぞお楽しみください。

あめとしずくと えほんとおんがくと

豪雨からの雨上がり。
どんな贔屓目にも足下の悪い中
お越しくださった皆さん、
マスター新谷さん、助っ人のアキーコさん
、
スペシャルゲストのナミさん
本当にありがとうございました。

壁に nakaban さんのジャケット原画を
飾らせてもらって
すっかり部屋の一角気分でしたが
ゆったり観てくれる方々や
窓の外の雨模様
珈琲やディッシュの
ゆるいけどいい緊張感

ほぼ半年遅れのリリースミニツアー…のはじまり
えっツアーだったの?
と言われそうだけど
やはり ちかくて とてもとおい たびなのです

– 1st –
1 うみにことばは
2 うみのまち
3 グリーンはいつ
4 空はふきげん (金延幸子)
5 ふまれ、かたまれ
6 うみにゆらるかげ
7 Man in Shed (Nick Drake)
8 ホタル (with チャンナミ)

– 2nd –
1 鴨江珈琲クロスワード
2 ドリップホップ
3 アフロアルバ
4 あめがきこえる
5 雨のマグネット
7 Non Stop (Tomi Ungerer)
8 ゆみはりつきよ
9 O Mundo é Um Moinho (Cartola – feat. チャンナミ)

– encore –
トーキンブラザー (with チャンナミ)

自助と漣と

配信リリースしているアルバム umi no machi について
この度最初の集計を受け取り、能登半島地震の義援金を寄付しました。

アルバム冒頭曲 “うみのまち” は、Apple Music / Spotify をはじめとする配信・販売収益の七割を災害義援金として寄付しています。
また、インストゥルメンタル曲 “sea and lake” は、Bandcamp 販売からの全額寄付を、昨年三月より継続しています。

アルバムリリース以降を含む11〜2月の集計に基づき、郵便局にて寄付金を振り込みいたしました。

まず、サブスクリプションで広く聴いてくださった皆様、そして Bandcamp で購入くださった皆様に、深く感謝申し上げます。

個人レーベルとしての配信に、今回 Friendship. さんからのサポートをいただいたことで、
今までとは比較にならないほど広く、音源を聴いてもらえています。

とはいえ、実際の収益という面では、思ったよりずっと、漣(さざなみ)であり、
これは「配信」の仕組み上、そうなのだろうけど、無力をドーンと感じるところです。

たとえば、現状の20倍再生してもらえれば、ある程度まとまった額を寄付できることになります。

でも、だからめちゃくちゃ僕の音源をプッシュ! しまくるべきなのかといえば、
…僕の音楽はそういうタイプではない気もしてしまいます。
もちろん広く聴いて欲しいけれど、それとは違う何か。

相互扶助を成立させるために、資本主義的に活動しまくれるのか、
マーケティング的に告知できるのか、といえば
たぶん、けっこう僕には難しい。

どうすればよいのか。


そもそも、このような形での義援金に、果たしてどれだけ意義があるのか。
実際に援助として効果があるのか。
「やってみなければわからない」ことだと思っています。
っていうか、そんなことにテンプレートがあっても、なんかそれって、ちがうやん。

援助は、意思があってそれを実行できる人が行い、それによって相互扶助となることが、さまざまな地域/境遇で暮らしている私たちにとって、大切だと思います。自然災害はいつ、どこで起こるかわからないのだから。

税金で賄う公共の福祉が十分であればよいのだけど、いろんな意味で、私たちの運命は「自助」という言葉に押し込まれていく。

援助には「気持ち」と「実際」の面があり、後者でいうなら、ある程度の金額を寄付できないことには、人を助けることはできない。そうなると結局、お金持ちをどうやって動かすのか、って話になっちゃいますよね。
一方で、ひとつのきっかけとして、より効果的なやり方の相互扶助につながれば、全くの無駄ではない、のかもしれません。

たとえば僕のやってることを見て、じゃあ、私はもっと効果のあるやり方をする、という人がいれば、それもよいと思います。


いずれにせよ、この義援金は継続します。

忘れてしまわないこと。自分のこととして、感じ取ること。自分の身の回りを見ること。

ご賛同いただける方、よろしくお願いいたします。

水無月二十七 おいしい時間①

すてきなイベントに誘っていただきました。

なるせ食堂さんは、昨年 Tomi Rebrero さんを観に行ったのが初めてなんですが
空間や音のすばらしさと、お魚やごはんのおいしさが
バンドネオンの音色、歌声と共に染みついています。
あのとき出会った人々といっしょに。

一年少しを経て、この場所で演れるというのが楽しみでなりません。

フライヤーはこの日も出演される小池喬さんによるもの。
まだお会いしたことないんですが、こんなふうにたまごやきと共に飛び上がれれば最高ですね。


6月27日(金)
愛知・豊橋@ なるせ食堂

『おいしい時間 ①』
出演: 井上園子、近藤零、小池喬

開場 18:30
開演 19:00
予約¥3,000(+1drink)

御予約フォーム
*予約受付は5月10日(土) 21:00からとなります

水無月二十日 こねりとよはく


うみのまちから天竜川をのぼって。
南信州、伊那谷の中川村でソロライヴをやります。

とてもアットホームで、たべものおいしく
見晴らしも素敵な場所、「こねり」さん。

はやぶさが上空をとんでそうな…気のせいでしょうか。

6.20(金)
暮らしの工房 こねり
長野県上伊那郡中川村片桐 5095

オープン 17:30
スタート 18:00~
2,000円 (1ドリンク付) + オーダー

近藤零 / Ray Kondo
bass & voice

企画は Ambitious Labo. の法嶋二郎さん

いただいたテーマは「よはく」だったり。

ゆっくり、音楽と 言葉と
そして 余白を 楽しめればと思っています。

飯田や伊那、松本にお住まいの方も
ぜひいらしてください。

17 mai – Café de Kamoe

浜松でのソロライヴが決まりました。

5.17(土)
鴨江珈琲

open 15:30
start 16:00~
music charge 2,000 yen + order

guest: Chan Nami (from Hama Sapiens)

ここでやりたいな、と
ずっと思ってた場所です。
珈琲もチキンカレーも杏仁豆腐も
とても美味しく
置いてる本もレコードも空間も好きで。

アルバムを軸に、
ベースのひきがたりをやります。

普段は本格的な南米音楽のライヴが多く
僕は異色に違いないけれども
案外合うかもしれませんよ。

ワールドミュージック好きな人も
アシッドフォークやポストパンク、プログレや朗読好きさんも
ぜひいらしてください。
ゲストにハマサピエンスのチャンナミも入ってくれます。

お席が限られるので、ご予約おすすめします。お店までどうぞ。
カレーご希望の方も、予めお伝えくださいとのことです。

鴨江珈琲
info@kamoe-coffee.com
053-571-2759
浜松市中央区三組町139-8

second q & s

3月は予想を遥かに上回るジタバタぶりで
よく乗り切れたなと…

そんな中、遠回りに遠回りを重ねながら
活動の準備をしています。

車に乗ったり電車にのったり
文字を書いたり送信し忘れたり
読んだり新しく本を手に取ったり

いっぱい写真撮って、収集がつかなかったり

そして楽器や自分の身体にできるだけ向かい合ったり。

すでにあたりは桜満開ですが
僕の2025年はどうなるか。

たぶん、あと二ヶ月少しで咲いてくるでしょう。
それよりもっと早くかも、遅くかも。
まだ決まっていないので、まだ告知しません。

みんな、よいエイプリルフールを、迎えるのだぞ!

虎と手品と兎

松本へ。

前回は南アルプスから北上し、霧ヶ峰から降りて向かったのだが

今回は塩尻から。辺りは雪景色。だが松本市内に入るとほとんど雪はない。

駅から歩いて、少し見慣れた景色へ。やはり歩きはいい。

既視感のある河岸で、これを撮った時は気づかなかったが

神社の向かいに来て、何かがおかしい。

あれはなんだ。

??

この神社は白兎を祀っているのか?

いや、リアルウサギを飼い、定刻で散歩させているのか??

後から考えれば、誰かがウサギを連れてきて、散歩させている、との推理が有力だ。

これは地元の人に訊いても、わからなかった。

宿で自転車を借りれたので、そこから(けっこう)北上し、美味しそうな焼き菓子屋さんへ。

そして南下し、栞日 さんへ向かった。ここは旧 SANYO 電器の取り扱い店舗だったのを引き継いだ書店&カフェで、新旧の要素が混じり合っている。中身は超絶オシャレである。そればかりか、真向かいの銭湯まで経営されているという、テルマエ好きには危うい店である。

松本といえば、随分前からお世話になっている sugar me こと あゆみさんの拠点であり
丁度観たかったプロジェクト Whispering Tiger のライヴがあるので、観せていただく。さらに撮影許可も貰う。

この時隣り合わせ話しかけた方が、なんと後から聞けば老舗の飴菓子のご主人さんで、翌日に音楽の話もいろいろできたというのが、なんとも嬉しい。

もうひとかたの Yanai さん、初めて観れたしお会いしたのだけど、音の手品師だった。
やりそうで誰もやらないことをやる、不思議な音楽家。

よっぽど頭がよくないと、というか、デザイン感覚がないと、ああいうのはできないと思う。
色々話が合いそうだったので、またお会いできる機会があるかもしれない。

Whispering Tiger は前田智子さん sugar me さんのユニットで、イメージはしてたんだけど
実際に観ると、結構ロック色のあるあゆみさんのギターと歌、すごく丁寧な智子さんの朗読で、
間合いや切り替わりの鋭さ、遠隔の二人なのにどうしてここまで息ぴったりなのだ。

やっぱ人のライヴは観てて面白いし、学ぶところ多い。おふたかた、三人ともかっこよかったです。

伊那谷へ

飯田線を北へ、北東へ。

天竜川の上流には何があるか。

諏訪湖と浜名湖の関係が気になっていたこともあり
(浜名湖と天竜川は少し離れているが)

また一昨年、猛暑逃れで霧ヶ峰と松本に旅した際の縁もあり

伊那谷に旅することにした。
冬用タイヤの備えがない僕は、悩んだ末列車で。

秘境列車と言われる飯田線なら車窓もさぞ美しかろう。

左右の窓側、どちらを選ぶか、地図を見ながら考えたが
思惑と逆だったようだ。

左側は順光でのっぺりしており、しかも他では考えられない低い位置にぶっといケーブルが走る。
車窓写真には向いていない。

もっとも、肉眼で観るぶんにはこちらも十分美しい。自然よ。

右側(南東側)の美しさは幻想的だった。

飯田を超え、上伊那郡、中川村へ。今回の最初の目的地。

無人の伊那田島駅を降り、最初の景色がこれである。えっ…

迎えてくれたのは木工作家の法嶋二郎さん。

Ambitious Labo.

なぜこの木の匠と知り合ったのか? それはまたの機会に譲るとして

法嶋さん、木のことは無論、音楽や楽器への造詣の深さといったら…

工房や自宅もご自分で建ててしまい、しかも15年経った今も進行形という
あなたはガウディか? という方です。

以前、ツアー仕事で長野市や松本市へ行ったときから
あまりの空気(風、でしょうか)のよさに
長野で音楽活動がしたいなぁ、と思っており、

どうせなら、天竜川の上流でもあり、法嶋さんの拠点でもある中川村でできないかなぁ、と
楽器も持たずに訪ねたわけです。

いやいや、ふつう持っていくやろ!?

僕の楽器は異様に容量がでかく、電車移動が難しいのですみません
パソコンとカメラと着替えは外せないので…(なんでそっちやねん)

Taylor のベースケースの無駄なデカさとその作りのテキトーさ、何とかしたい。

そのかわり、必須ではない小さな楽器のケースを持参し、これをなんとかしてもらえないか、氏に相談しつつ。

最後のは、普段愛用している、六角ナット型のコースター。鍋や熱いお皿を乗せるのに超便利。
左は比較のためのうずらたまごです。

暮らしの工房 こねり さん

いいところですね。中川村。
移住者や意外な訪問者が多い、と言われるのも納得でした。

たぶん、6月の下弦の週の金曜日あたりにライヴできると思います。
めっちゃ具体的なヒントですが
ご近隣の方、訪問可能な方、ぜひいらしてください。

心より。

 

Daisei Mii Swing Strings Orchestra

弦楽器には昔から馴染みはあったのですが

子供の頃に一度挫折してしまい
その後ベースをはじめたものの
ストリングス、としてのベース奏者としてはずいぶん遠回りをしています。

未だに「コントラバス」という言葉には抵抗があります。
クラシックをちゃんと習得していないとその言葉は使えないな、という自分の中の感覚。

さて、それでも遠回りを重ねて、数年前から弦に再挑戦している自分ですが

やはり、上手い人たちを観るのが一番! ということで
昔ライヴ仕事でご一緒した、三井大生さん率いる Swing Strings Orchestra を観に行きました。

弦とリズムセクションで奏でるビッグバンド。
阿部美緒ちゃんも出るし、加納樹麻さんも叩くし、これは観やなあかんで。

JZ Brat ここに入るのも久しぶりです。今日は謎の撮影者として。腕章もらってドキドキです。

         

いや…まじでかっこよかった。
Vo の Ema さんもすんばらしかったです。

三井大生さん は定期的にこのグループで公演されているので
ぜひ実際に観ての体感をおすすめします。

この日のメンバー:

Vn. 三井大生
Vn. 高橋暁
Vn. 阿部美緒
Vn. 中村裕子
Va. 田中景子
Va. 中田裕一
Vc. 坂田宏彰
Pf. 井高寛朗
Gt. 有田純弘
Cb. 西嶋徹
Dr. 加納樹麻

* 敬称略: 撮影/公開許可いただいています。


<追記>

そうだ、どんなふうに写真を撮ったかもメモしておきます。

テーマ

“弓やスティック、手首や腕、音を生む身体の動きをどうスチルで表すか?”

Camera: Nikon Zf

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