回想の水無月

今年の6月はいろいろなことがあって
忘れえぬ月だったのですが
書いてないと何もないかのようですね。遅ればせながら、後追い日記です。
(7.16 記述)

まず、5.17 の鴨江珈琲ライヴで豪雨に見舞われた僕は、
水無月にはどんなことになるんだろうと、特に中旬の長野、伊那谷行きは
連日雨で、道も閉鎖されたりしてるのかなとか、つまりたどり着けるのかとか
雨だらけで誰も家から出て来ずお客さんがいないとか、逆に退屈凌ぎに来てくれるんじゃないかとか、

鴨江以上に、雨の曲をいっぱいやらねばとか。

それはもう、いろんな雨の曲を準備していたのです。ところが。

豪雨だったはずの予報は日を追うごとに変わっていって、晴れ晴れ晴れ、雨ないやん、梅雨はどこいった…?

で、雨の曲は軒並みボツになって、そのかわり、やるお店にちなんだ曲を作ることにして
(頼まれてもいないけど)

まぁいろいろ準備して、伊那谷に向かったわけです。

あ とても長くなりそうなので 続きはまた別に記します。

きたみち

長野に旅する前にリハーサル
帰り道、峠を越える

うちからさほど遠くない場所でも
光害がないとこれだけ星が見えるのです

NIKKOR Z 40mm f2.0

6.21 いなまちバラジャズストリート

伊那市で続いている町ぐるみの音楽イベント、伊那まちバラジャズストリートに参加します。

先日、伊那谷の中川村から松本へは旅しましたが、伊那市内は未体験。でも音楽が盛んで、ベーシストの水谷さんが移住されてからシーンを引っ張ったり、中学生から大学生まで盛り上がったりと、噂はほうぼうから聞こえてきます。スズキの鍵盤ハーモニカを駆使する夏秋文彦さんも中心人物ですね。

僕は、rear coffee という、めっちゃおしゃれで面白そうなカフェで、演奏の場をいただきました。
17:45 ~ 18:15 の30分間。入場無料(投げ銭)です。

僕の音楽性はいろんなものが混在していて、ジャンルで固めるのは難しいのですが
ひっくるめてジャズともいえるし

コーヒー音楽であることは確かだし。最近もそういう曲つくったばかりだし。

前日の、中川村「こねり」のライヴ共々、どうぞお楽しみください。

あめとしずくと えほんとおんがくと

豪雨からの雨上がり。
どんな贔屓目にも足下の悪い中
お越しくださった皆さん、
マスター新谷さん、助っ人のアキーコさん
、
スペシャルゲストのナミさん
本当にありがとうございました。

壁に nakaban さんのジャケット原画を
飾らせてもらって
すっかり部屋の一角気分でしたが
ゆったり観てくれる方々や
窓の外の雨模様
珈琲やディッシュの
ゆるいけどいい緊張感

ほぼ半年遅れのリリースミニツアー…のはじまり
えっツアーだったの?
と言われそうだけど
やはり ちかくて とてもとおい たびなのです

– 1st –
1 うみにことばは
2 うみのまち
3 グリーンはいつ
4 空はふきげん (金延幸子)
5 ふまれ、かたまれ
6 うみにゆらるかげ
7 Man in Shed (Nick Drake)
8 ホタル (with チャンナミ)

– 2nd –
1 鴨江珈琲クロスワード
2 ドリップホップ
3 アフロアルバ
4 あめがきこえる
5 雨のマグネット
7 Non Stop (Tomi Ungerer)
8 ゆみはりつきよ
9 O Mundo é Um Moinho (Cartola – feat. チャンナミ)

– encore –
トーキンブラザー (with チャンナミ)

自助と漣と

配信リリースしているアルバム umi no machi について
この度最初の集計を受け取り、能登半島地震の義援金を寄付しました。

アルバム冒頭曲 “うみのまち” は、Apple Music / Spotify をはじめとする配信・販売収益の七割を災害義援金として寄付しています。
また、インストゥルメンタル曲 “sea and lake” は、Bandcamp 販売からの全額寄付を、昨年三月より継続しています。

アルバムリリース以降を含む11〜2月の集計に基づき、郵便局にて寄付金を振り込みいたしました。

まず、サブスクリプションで広く聴いてくださった皆様、そして Bandcamp で購入くださった皆様に、深く感謝申し上げます。

個人レーベルとしての配信に、今回 Friendship. さんからのサポートをいただいたことで、
今までとは比較にならないほど広く、音源を聴いてもらえています。

とはいえ、実際の収益という面では、思ったよりずっと、漣(さざなみ)であり、
これは「配信」の仕組み上、そうなのだろうけど、無力をドーンと感じるところです。

たとえば、現状の20倍再生してもらえれば、ある程度まとまった額を寄付できることになります。

でも、だからめちゃくちゃ僕の音源をプッシュ! しまくるべきなのかといえば、
…僕の音楽はそういうタイプではない気もしてしまいます。
もちろん広く聴いて欲しいけれど、それとは違う何か。

相互扶助を成立させるために、資本主義的に活動しまくれるのか、
マーケティング的に告知できるのか、といえば
たぶん、けっこう僕には難しい。

どうすればよいのか。


そもそも、このような形での義援金に、果たしてどれだけ意義があるのか。
実際に援助として効果があるのか。
「やってみなければわからない」ことだと思っています。
っていうか、そんなことにテンプレートがあっても、なんかそれって、ちがうやん。

援助は、意思があってそれを実行できる人が行い、それによって相互扶助となることが、さまざまな地域/境遇で暮らしている私たちにとって、大切だと思います。自然災害はいつ、どこで起こるかわからないのだから。

税金で賄う公共の福祉が十分であればよいのだけど、いろんな意味で、私たちの運命は「自助」という言葉に押し込まれていく。

援助には「気持ち」と「実際」の面があり、後者でいうなら、ある程度の金額を寄付できないことには、人を助けることはできない。そうなると結局、お金持ちをどうやって動かすのか、って話になっちゃいますよね。
一方で、ひとつのきっかけとして、より効果的なやり方の相互扶助につながれば、全くの無駄ではない、のかもしれません。

たとえば僕のやってることを見て、じゃあ、私はもっと効果のあるやり方をする、という人がいれば、それもよいと思います。


いずれにせよ、この義援金は継続します。

忘れてしまわないこと。自分のこととして、感じ取ること。自分の身の回りを見ること。

ご賛同いただける方、よろしくお願いいたします。

水無月二十七 おいしい時間①

すてきなイベントに誘っていただきました。

なるせ食堂さんは、昨年 Tomi Rebrero さんを観に行ったのが初めてなんですが
空間や音のすばらしさと、お魚やごはんのおいしさが
バンドネオンの音色、歌声と共に染みついています。
あのとき出会った人々といっしょに。

一年少しを経て、この場所で演れるというのが楽しみでなりません。

フライヤーはこの日も出演される小池喬さんによるもの。
まだお会いしたことないんですが、こんなふうにたまごやきと共に飛び上がれれば最高ですね。


6月27日(金)
愛知・豊橋@ なるせ食堂

『おいしい時間 ①』
出演: 井上園子、近藤零、小池喬

開場 18:30
開演 19:00
予約¥3,000(+1drink)

御予約フォーム
*予約受付は5月10日(土) 21:00からとなります

水無月二十日 こねりとよはく


うみのまちから天竜川をのぼって。
南信州、伊那谷の中川村でソロライヴをやります。

とてもアットホームで、たべものおいしく
見晴らしも素敵な場所、「こねり」さん。

はやぶさが上空をとんでそうな…気のせいでしょうか。

6.20(金)
暮らしの工房 こねり
長野県上伊那郡中川村片桐 5095

オープン 17:30
スタート 18:00~
2,000円 (1ドリンク付) + オーダー

近藤零 / Ray Kondo
bass & voice

企画は Ambitious Labo. の法嶋二郎さん

いただいたテーマは「よはく」だったり。

ゆっくり、音楽と 言葉と
そして 余白を 楽しめればと思っています。

飯田や伊那、松本にお住まいの方も
ぜひいらしてください。

17 mai – Café de Kamoe

浜松でのソロライヴが決まりました。

5.17(土)
鴨江珈琲

open 15:30
start 16:00~
music charge 2,000 yen + order

guest: Chan Nami (from Hama Sapiens)

ここでやりたいな、と
ずっと思ってた場所です。
珈琲もチキンカレーも杏仁豆腐も
とても美味しく
置いてる本もレコードも空間も好きで。

アルバムを軸に、
ベースのひきがたりをやります。

普段は本格的な南米音楽のライヴが多く
僕は異色に違いないけれども
案外合うかもしれませんよ。

ワールドミュージック好きな人も
アシッドフォークやポストパンク、プログレや朗読好きさんも
ぜひいらしてください。
ゲストにハマサピエンスのチャンナミも入ってくれます。

お席が限られるので、ご予約おすすめします。お店までどうぞ。
カレーご希望の方も、予めお伝えくださいとのことです。

鴨江珈琲
info@kamoe-coffee.com
053-571-2759
浜松市中央区三組町139-8

second q & s

3月は予想を遥かに上回るジタバタぶりで
よく乗り切れたなと…

そんな中、遠回りに遠回りを重ねながら
活動の準備をしています。

車に乗ったり電車にのったり
文字を書いたり送信し忘れたり
読んだり新しく本を手に取ったり

いっぱい写真撮って、収集がつかなかったり

そして楽器や自分の身体にできるだけ向かい合ったり。

すでにあたりは桜満開ですが
僕の2025年はどうなるか。

たぶん、あと二ヶ月少しで咲いてくるでしょう。
それよりもっと早くかも、遅くかも。
まだ決まっていないので、まだ告知しません。

みんな、よいエイプリルフールを、迎えるのだぞ!

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