昨日のつづき
– 今日は常に昨日のつづきではある –
へメンウェイストリートというのは
ヘミングウェイストリートとはちがうのだが
実際そういう場所で過ごしたことがあるので
昨日はその題にしてみた
古い集合住宅の並ぶほぼ南北の筋だ
建物のひとつにはすごい旧式のエレベーターがあって
手でワシャワシャと扉を閉める
待ちきれずに階段を使うこともあったっけ
Boylston とのコーナーには楽器屋があって
ほぼ毎日ここでベースやギターを触ってたものだ
アメリカでは試奏はほぼ自由なので
日本の店のように店員がわざわざチューニングをしてくれることもないが
気軽に色々な楽器を試せる
とはいえこの店は新品より中古が主だったのでまた少し違うだろう
なかなか好きな店だった
今はもうない パッタイ屋になったようだ。
Factor も Rick 4008 もここで買った。たしか Ampeg B-15 もだ。
他に危うく買いそうになったのが
キャンディアップルレッドのストラト … Vネックがしっくりきた
白いピックアップカバーの ’76 StingRay … スティングレイは名に反してあまり興味ないが、この個体はマジですごかった
Hipshot D-tuner が付いた Taylor AB-1 … すぐディスコンで高騰したので後悔し、20年越しに他から入手した こちらは記憶よりネックが細い
’80s の黒いプレべ … 仕様は’50s メイプルで、ヴィンテージじゃないので気楽に使えそうだった
もうベースを買うことはないかもね、だが昔は沢山追ったし、たいがいのものを弾いたから良し悪しはすぐにわかる。
おかげで、帰国後しばらくは匿名で試奏の仕事もやらせてもらった。誰と知らずに僕の文で楽器を買った人も、どこかにいらっしゃるだろう。
やはり根は近江商人なのかもしれない。
今、コロナ禍で楽器屋って、どうしているのだろう。
アメリカでもどんな感じなのだろう。
Hemenway を Hemingway としたら、また昨日に戻って
あの番組のギターシーンはヘミングウェイが Key West の家で猫をたくさん飼ってたことと
R.N くんがギターをたくさん持ってることをかけてたのだろう。
で、C.P くんが最初やってたバンドも Hemenway だったと今頃知り、ふしぎなもんだと
ふしぎがってる
ふしぎ屋さんである。