ウォームギア

さぁ今宵はなにを…

疲れた つかれはてている

こんなときはグリーンラインの無人駅で…ただのセメントの踏み台みたいな停留所で

友人の家を初めて訪れるときのことを思いだすとしよう

学生時代に一度だけ訪問した友人は日本では割と近くで

だがそれからも一度しか会っていない 今はどうしているのだか

その停留所で道を聞いた人は、それもその数十秒ぐらいしか人生であわなかったのだが

後から色々と話を聞くことになった、ちょっとした有名人だった

どういう形容詞がいいのだか


つかれはてている。ローギア、ウォームギア、空回り、

それでも自分はそろそろと先に動いている。

この先というもの、誰もが送られていく、およそどんな生命体も流れていく道。

あらがうのもいいだろさ、流れるのも、また。


耳はどこに澄ますべきなのだろう。


今日は身体の角度を少し意識して空気をつかまえた。少しだけ、この形、と思う瞬間。数分。

その数分でいい。


その数分をつかむために、何年も無駄にし続ける。ルーティーン。意識と無意識の交代で育てる、何かのかたち。

 

シェアする

関連記事

  1. 2022.05.15

    こいし
  2. 2015.11.30

    rebmevon
  3. 2022.06.01

    甲虫と飛蝗
  4. 2011.09.26

    空洞化 – 1
  5. 2012.09.26

    さびのちから

Calendar

2022年2月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728  

Category

アーカイブ