美しい満月 と 雪
厳密には一つ前の夜中だったな
今宵も作品を発表する段階にあらず
ムーンビームと
ごあいさつでも
しておくぜ
音楽で Chuck といえば
Rainey
Berry
Israels
僕が好きな Chuck はもう一人
Domanico さんである。
West Coast Jazz ~ Pop で活躍し、Carmen McRae のライヴ盤 “The Great American Songbook” でのプレイはあまりに素晴らしい。
この人のベースは空気を変える。Phobe Snow の “Poetry Man”、Joni Mitchell の “Blue Motel Room”。そして Carmen McRae による Carpenters カバーの “Close to You”。
Joni は “Hejira” 録音時、どうもそれまで関わった凄腕たちの仕事っぷりに飽きてたようで、Jaco ばかりがクローズアップされ、Max Bennett や Wilton Felder や、この Chuck Domanico にあまりスポットが当たってない気がする。まぁそんな必要もないくらい、これらの人たちは凄いのであるが。
W.Felder に至っては、サックスプレイヤーとしてあまりに有名だが、ベースも余裕で名曲に参加しまくっている。Max はこの前年の “The Hissing of Summer Lawns” アルバムの数曲で、その時点で大ベテランだったにも関わらず(だからこそ?)、既に Jaco 的なアプローチを昇華していた。
Jaco Pastorious については色々なところで語られ尽くしている気がする。間違いなく最高峰のベースアーティストだし、自分も影響を受けたのは言うまでもない。彼と差を出すために敢えてフレットレスを弾かないという人もいるし、気にせず語彙としてやる人もいる。
僕はあまり気にしない方で、素晴らしいスタイルだから取り入れればいいし、フレットレスでもフレッテッドでも、その上で何か違うこと、その先のことができれば、それは素敵だなと思っている。とかゆーて。
話を Domanico に戻す。
この人のベースは、空間を楽しくしてくれる。Poetry Man などではちょっとタイム感がゆるいんだけど、音楽の天井が広いんだよな。
そう、音楽の底辺なのに、天井が広い。空間が、楽しい。
僕の目標である。