いろいろなサービスやオンラインショップを
訪れるたびにログインを求められて
アカウントを持ってないとだめみたいになってきて
いいサービスやお店でもアカウントを作るのがいい加減億劫になってきて
やっぱ やーめた
となる率がかなり増えてきた。
いろいろなことが、いろいろだ。バテなんかな。
もうなんか(ネットしか外の世界との繋がりがなくなって久しいからか)
たいがいお疲れ気味である。
オンラインでの世界再編、結構つらいなー。
世界を二つに分けるのってつまらないけど、着実に進行中なのを感じる。
わかるだけに、無抵抗でいいのか? と思うが、そもそも土俵に乗るのがバカバカしくもなる。
ものすごく緩慢に、カルマが幽霊になっていく気がする。
そんな感じ。
もう一段階脱力して外に出、いつもの20cm上から空を見る。
近所の人と、わずかに世間ばなし。
桃色と紫とグレーの空が綺麗だ。
曲をアップしてしまうとほっと一安心、
出来栄えや反応はさておいて、やっと解放され(リリース、とはそういう意味とも思う)
束の間数日の間、嬉しい日が続く。
なんのために音楽やってるのか、本末転倒な気もするが
何度も転倒しながら生きてきたので。そしてこれが、自分の選択なのだ。
自分で曲を作ってみると、楽器演奏家としての自分とは違う部分を重度に使うので
- たとえ全パートを弾いていても、それは明らかに違う回路だ -
空っぽになれる。
この隙を忘れぬために、しばし純粋にベースの練習したり、
時間が余れば、前に作った曲がギターで弾けるかやってみる。
だいたい弾けないし、コードも忘れている。だが少しやると、手が思い出す。
ダブルベースの「練習」は、長い間やっていないので、やばいやばいと思い出して
数時間でようやくアマチュアの少し上手い人、ぐらいのレベルに戻る。
アマチュアだって学生だって、今の俺よりはマシだろ、ということはわかる。
今更スーパープレーヤーになれる気もしない。やらなければならないことは果てしない。
学んだり練習した時間にも楽器にも、関わった音楽家にも失礼な気もする。
だがこうするしか、生きた気がしないのだ。
そのうちまた、いい演奏ができるようになるだろう。これまで以上に。
それに。ベースだけのモチーフを、描いていかねばならない。なんのために。やろうとしていたことのために。できるのか?
わかるのは、そのうち何かが浮かぶということだけ。
もう一度首を上に、身体を正す。
どんな共有の世界になったとしても、
自分の視点でしか観ることも、会得することも、できない。
そして、それは、空との相対的な位置にある。