田舎には杉が多い。
なんで広葉樹でなくてこの木がこんなに幅を利かせているのか、
きけば、太平洋戦争後、国中で植林されたものだという。
「復興のために需要が見込まれた」からだ。
ところが、杉はそう簡単に太くなるものでもなく、
手間もかかり外来の木材も多くなったことから
多くの杉林は細いまま殖え続け
毎年花粉をまき散らすことになったという。
もちろん、細い杉でも使い道を考える人はいるわけで
焼杉細工などもその一つなのだが
とても追いつかない。
たとえばこんな「国の政策」って、誰が責任取ってるのかな?
誰も知らんふりだろうな。
人間が忘れても、木は忘れないし、人はくしゃみをし続ける。