昔、Music Life という雑誌を読んでいた中学生の僕は あるページでは持ち上げられ、あるページではけなされるミュージシャンの立場に どないやねん、この雑誌はと訝っていた。 メディアとしての統一見解ってないんか? ってやつだ。 その頃は、とても強くそう思っていた。 今。一般社会での新聞なんか読むと 新聞社によって方針ががちがちに固められてるのがわかる。 クライアントの方針。 団体からの圧力。 メディアとしての統一見解って、気色悪い。 そう、強く思う。 思えば Music Life で感じたことは、いい肥やしだったのかもしれない。 だが。 たとえば世論調査が有線電話に対するランダム自動発信によって行われてるとして その対象に携帯を使う「ふつーの人」がほとんど含まれないならば ものすごく偏った調査にすぎないということ、 同様に世代によって都知事選の結果も大きく異なっていたように 大新聞社にしても、ライター全員に同じバイアスをかけることなど不可能なはずで、必ず現状を変えようという人が存在するはず。極めて、ニュートラルに。 そもそも、何々社だからね、何党だからね、 というのは、もっとフレキシブルな筈の人間の頭脳を デフラグメントしているということ。 デフラグ。分類をきちっとすることにより、効率化を図る。 しかし、デフラグは必ずしも人間的ではない。 また、あらゆる活動を行えば、必ず人間のやることはフラグメントを起こす。 生きるとは、エントロピーを増やすこと。 その上でさらにデフラグを試みるなら 人々は、たとえ群れるにせよ、常に新しく変わっていくのだと 理解しなきゃいけない。 違う意見を持たないシステムは維持できない。 遺伝子を組み替えた食物は人間を生きながらえさせることはできない。 ある特定の企業や官僚が生き延び続けることはできない。
アーカイブ: 2011年7月
チカの壁
メルトスルーした燃料の地下拡散停止。
地下壁建造にはおよそ1000億円の工費と、東電は債務超過を危惧して工事開始を渋っている。
とんでもなく阿呆な判断だが、たぶん連中の頭をクリーンインストールしないと治らない。
そもそもこの工費、東京都が負担したらどうなんだ?
オリンピックに使うカネがあるんだよな。まずはこれまで東京都を潤してくれた福島第一に対して
責任を果たしてからそういう事やるのが、日本男児じゃないのかい。
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The Man’s Too Strong / Dire Straits
かぜのあとのよる
風車の回る夜
光ってる文字
月が読んでる
白いのが「人間カプセル」
オレンジが「リトル地球」
どちらにも たくさんのおやすみ
米の中
Wall Street Journalより*
以上のことから、私がなぜ「どちらが先進国でどちらが発展途上国なのか」という根本的な疑問を呈したのか、読者にわかってもらえると思う。次の疑問は、「なぜこうした状況が起きているのか。米国は何をすべきか」である。
正直に認めよう――我々は敗北しつつある。米政府は大幅な改善を実現できそうにないからだ。問題が発生すれば、すぐに対立状態に陥り、メディアによって、対立はますます深刻化する(メディアは注目を集めたり、視聴者を増やしたりするため、極端な意見が必要だ)。一方、独裁的な中国の指導部は、迅速に事を成す(今は、独裁者の方が非常に効率的なようだ)。
米国体制と中国体制、どっちがいいですか。
いや、どっちがいいっていう問題じゃないんだよな。
日本はどちらも含んでいる。そして遥かに狭い国土に、問題意識と辺境意識の同居した我々が住んでいる。
極東にして、極西
地球上での文明の中心は、いつだって動いて行くし、一つじゃない。
バグダッド、カルタゴ、ローマ、オランダ、パリ、ロンドン、ニューヨーク、上海、ソウル
諸行無常
ピークが超えた事が問題じゃないし、山を下らないと判らない事がある。
そもそも、先進国かどうかというくくり自体、きっと無意味になっていく。
ただ、よく言われるように1980年代が日本のピークだったとは、僕は思わないし、
これから、もっといい日本になると、どこかで信じている。
* 2020年現在リンク切れ、復旧不能
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Homem Da Rua / Lo Borges