アーカイブ: 2008年3月11日

Police 2.14

東京ドーム、

いい音だった。
んなわけあるか。

いくら凄腕のPAが居てもここの一塁スタンドで音楽を楽しむのは難しいのだろう。
映像も豆粒だったし、極悪の環境ではあった。

しかし、音楽はそれを突き抜けるものだ。
彼らは最高だった。

打ち込み、って改めて、感動を下げるな、とも思った。
Policeの曲でも例外じゃなかった。
Wrapped Around Your Finger
King Of Pain
これらで使用されたシークエンスの効果は、四半世紀経って、褪せていたと思う。
まぁ、当時のごく単純グリッドのドラムマシーンだけど。

だが生の演奏は、音にバンドの粘りが無かったPolice末期に比べてずっと有機的だった。
僕にとって、Synchronicity Tourあたりの音は、トーン、ビート共に平坦で面白くないのだ。
レコードはそれなりに、味わう事もできるが、やはり2枚目にはかなわない。

最近、10数年前に出た2枚組のlive盤を良く聴き直していて、
そこでも初期のBoston公演の方が圧倒的に面白い。
Bed’s Too Big Without You
Truth Hits Everybody
…全て!

今回のリユニオンでは、この頃並の一体感と、歳故の成熟はあったと思うのだ。

wowwowで放映があったのだが、まだ観ていない。じっくり観るとどうだろう。

まるがすき

私の最も好きなインプットデバイスから語る。

トラックボールが好き。KensingtonのTurboRingに限る。
これはもう生産中止である。

何故良いかというと、グリップがフィットする、親指ボタンの位置、形状が絶妙である、
そして何よりスクロールリングがいい。

欠点は形状がグロい、ワイヤードであること、掃除が要る事、耐久性、そして何より開発、販売が終了している事である。

ポピュラーになりきれ無かった事が要因なのだろうが、顧客満足度としては私はハイレートを付ける。
だが、機動力に欠ける為このMacBookとは組めぬ。私はOS9のG4に使うのみである。4台目がいつ壊れるかと、ヒヤヒヤしながら。

オーディオ、楽器に話を移す。
人が好きなインターフェイス、やっぱり欠かせないのはつまみ、ハンドルである。
ボリューム。セレクター。PAN。EQ。
回転ものがなんで好きなのか。
人は直線運動が案外苦手なのである。

回転、半回転運動が本来の人間の動きだ。アレクサンダー・テクニークという概念もあるが、
骨の構造を見るとやはりそうなる。

また、直線運動は、限定的なのだ。多くのスペースを必要とするし、直線運動が気持ちよい距離は限られる。
例えば…想像に任せる。
反対に回転運動は、径さえ確保すれば、無限に近い。
レコード、CD、プロペラ。時計。野球部のランニング。
中東のダンスで、いつまでも回転してる人もいる。

人間の頭はレコード針、HDDのヘッドと同じく、回転運動から疑似直線運動を感じ、
情報を読み取り、書き込む。
新幹線は直線だ? 否、新幹線は地球表面を回っているに過ぎない。
だいいち動かしてるのは
OOOO OOOO

人間の動作においても回転にかなうものはない。
だが。インターフェイスとしての回転ポッドには限界がある。どうして。
メカが要るからだ。例えば、CTS、なりの。

iPodがバカ売れした理由は、また私が惹かれた理由は、
回転動作の触感だったと思う。
しかも、パーツの無いところに回転をでっちあげたのだ。
革命的だった。ほんと。

なのに、な。
iTunesのインターフェイスはどうして回転系でないのか。
どうして、曲リストがいつまで経ってもダサイエクセルみたいな表なのか。

なんだかずっと気になっている。
わからないが、ここに改良の余地があると思う。

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