ちえ

ヒトの知恵には浅知恵と深い知恵があるという。

高い意識と共に憤る事の多い私の東京生活であるが、
そういう対象の人達にも、両方の知恵がある事を思い返す。
殺し文句の前後にぽろっと出てくる矛盾なんかに、それは表れている。

がっかりする。
それに気付かない程、私は単純ではない。

しかし恐らく、自分や自分の意識にも。
残念だがそこに気付かない程、私は無自覚でもない。

商人は天秤棒をかついだ、という。
天秤棒は恐らく、ヒトの両面をも、バランスを取って担いでいたのでは、と思う。
でなきゃ、近江商人といえど、やってはいけなかったのではないか。

『老舗の品格 / 中見 利男』を読んで…勿論、故郷の先達を褒められるのは、嬉しく励まされる事だけれども。

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