catch a star

逢魔時を超えて西に向かうと

いつになく大きな星が黄色く照っている。

こんなデカいのあったっけ、惑星の位置はいつまで経ってもわからないが

超新星か、超新星って赤い星だけじゃなかったか、

それとも大きく見えるのはメガネのせいか?

いろんなことを考えるが、その星(どうやら木星か金星)は全くもって

自信満々に空にいる。薄曇りの空、夕方は豪雨の兆しもあったのに。

星、一匹。天を我が物に。


ふと思う。あの星、お金にならないのかな。

何かが欲しい時、何かをしたいとき、「あの星で払います」と言ったら

相手も星を見て、「おっしゃ」と星を受け取る。

取引成立である。

あるいは、この靴の値はあのスピカな、この曲はアンドロメダな、と言い値をつける。

これなら紙幣も硬貨も、カードもポイントもアプリも要らない。

星は誰も所有できないし、だけど我が物にする気になれる。

経済なんてこれでいいんじゃないか。

貧富の差は心と視力でしかない。

そしてこの「新しい経済活動」とかのためには、何より空気が綺麗でなければならない。

すると、だ。

環境問題も経済も戦争も、これからの人類の健康も、すべて解決するだろう。


そんな出鱈目、ありえない。だが半分マジで、そんなことを思う。

色んなことはでたらめからだろ、違いはダンディかどうかだろ?

シェアする

関連記事

  1. 2011.07.16

    米の中
  2. 2020.07.11

    SoleLuna
  3. 2022.06.01

    甲虫と飛蝗

Calendar

2023年7月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

Category

アーカイブ