いいねは言い値か

音楽は一旦置いて

今年を振り返り、危惧していた通りでしたが
オリンピック前後からの流れはひどいですね。

(ひどくないと感じる方もおられるでしょうが、ここは私の意見です)

秋から、戦闘機や大型管制機が空にいる頻度が大幅に上がった。
さほど高くない空を。

録音をしているとマイクにジェット音が入るので、すぐわかる。
というか、録音にならない。ここは防音室ではないからだ。

鹿児島、沖縄の状況にせよ、爆上がりの軍事予算にせよ、
「台湾有事」がある前提でどんどん話が進んでいるようだが、

台湾にもし「有事」があったら、軍備などで収められると、思っているのだろうか?

火をつけるだけだろう。

iPhone や Mac のチップは台湾企業 TSMC が作っている。
(そこから熊本に工場を、という計画もあるようだが)

ここ2年でも、コロナに加え、アジア各地の工場における災害などで、多くの品物が製造において大きな被害を被っている。

自然災害、感染症でこれだけ大変なのだ。戦争など起こったらどうなる?
これだけデジタル化した世界でも、いやデジタル化したからこそ、
世界はさまざまな意味で麻痺してしまう。

もちろん、人の命、街や自然を破壊するという事が、とてつもない問題だが、
それも想像から追い出してしまう「勇ましい人」が日本にも諸国にも多そうなので
あえて他の話をしている…

近年は画面上で朝から晩まで “SDGs” の言葉が踊る。
持続可能な環境を。ならば軍備とはなんだ。

人々が作り出した街を、都市を、自然を、農場を、破壊し汚染する。
人々を殺戮し、無数の人生を葬り、絶望と、憎しみの連鎖を産む。

破壊し合う兵器を受注する企業は、それでも金儲けができるのだろう。
あるいは、不良在庫を一掃できるいい機会なのか。

米国はずっと以前から、発展しすぎた軍需産業のためにも、戦争をやめられない。
完全に「戦勝」したのは、政治的にも文化的にも飲み込むことができた対日本だけで、
他は全部失敗か、不完全燃焼している。それでも日本は、兵器を(装備品と言い換え)、いつも言い値で買ってくれる。

戦争が、軍事的行動がいかに人類にとって無意味で、馬鹿げた選択かを
世界中の人が考え直さねばならない。

残念ながら、馬鹿げた選択だと思っていない人が一定数以上いることも知っている。
だが、だからこそだ。

この「いいね」ボタンでカウントされてしまうデジタルな世の中、
僕らは畢竟、ひとつの票でしかないのなら。よけいに。

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