十九世紀 北米への旅

フレデリック・ロー・オームステッドの伝記を読了。

五百頁、二段組はさすがに時間がかかった。

膨大な登場人物を把握するだけでも、
あと二周は必要かもしれない。

都市と田舎と自然をつなぐ空間構築(いわゆるランドスケープデザイン)
そしてその代表として、マンハッタンのセントラルパークが主題。

とはいえ、この人の背景や仕事の変遷もあって、
米国史、奴隷制と南北戦争、労働環境、議会や富豪、パワーゲーム、農林業、出版、教育機関、本人や家族の成長記、さらに肉体と精神面にかかる介護や医療も含む、壮大な記録。

示唆が多すぎるほど。
二十一世紀においても。おそらく多くの人にとっても。

オームステッド セントラルパークをつくった男
Witold Rybczynski 著/平松宏城 訳

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