そろそろ年末モードです。
自分としては アルバムリリース を控えているので、店じまいしてる場合ではないのですが
その一方で、多くの人はもう今年は終わったと片付けているのだろうなと、感じている。
つまり、クリスマス後に活動するってなんなん? という虚無の境地に、
そもそも12月に入ってから、配信界隈では「2022年の〜」なんてまとめを始めてたので
巨大さ増す、ブリックウォール。
今年はたくさん日記を書きました。7月末までは毎日綴ってしまった。
10月末まで誰とも会わなかったし、リモート含めて音楽の交流もほぼなかった。
そんな中で声をかけてくださった あの方 には、感謝ではとても済まないのです。この境遇は誰にもわかるまい。
11月になって元気になり、数人の大切な友に再び会うことができた。
生き返ったわけですが、まぁそれにしても、この長い仮死状態を経ての今、これから、は大事にしたいと思っています。
これから先の数年間、僕たちの生活が、社会が、日本が、世界が良くなるという希望は、残念ながらほとんど持てないし、
日々、空を見るたび、ニュースを開くたびにそれを思い知らされます。
軽く見積もっても「絶望」でしかない日本。画面に大安売りで踊る「みらい」が白々しい。
未来ってそれじゃないよ。そっちじゃない。
だけど放っぽるわけにはいかないんだ。
これが、今後間違えれば「上から、自らを捨てて人を殺せと言われた。でも、逆らうわけにはいかないんだ。」になってしまう。
一億人もの人がね。八十億人もの。
歴史は何も学ばせてくれない。いくらでも学べるはずなのに。
この10年に、測りきれないぐらいのことを学んだはずなのにな。
あの人が記したように。
自分はたぶん、音楽でできることは今後、あまり多くはないでしょう。
伸びしろは無限にありますが、時間はどうかな。効率や協業と無縁の舳先。
でも、やったろうと思います。認められるとか、仕事になるとかは、期待できないですが
こういう境地に達せられれば、集中できるのです。
御用にはならないし、関わる心配もない。腹痛や吐き気を感じずに、小さく生きていたいと思う。
先日、古い喫茶店のマスターご夫妻が言っていたこと
「ちっちゃくやるのがいいよね、下手に大きくして焦点が合わなくなるより」
その通りなんです。小さい街であっても、利害が二つ以上あると、クオリティが落ちても口を出すことすらできなくなる。
だけどこれからの日本は、ちっちゃく、いい暮らしを追い求める人を、徹底的に潰しにかかる。
ルートにのった者と、大勢の搾取されるもの。オルタナティブを無意味にする社会。
これは日本だけじゃないでしょうね。
だけど、やらないとね。やったらんとな。
あえてこの日記を、カテゴリ「hikari」にしておきます。