演技の向こうに

こんなツイートがありました。

国会って朗読会だよね。
by 浜田真理子さん

魂の籠らない、無責任なペーパー読みばかりに時間が費やされている、というだけでなく、
色々な意味で、真意をついてる。と思いました。

逆を返せば
政治家のやってることは
良くも悪くも演劇。

官僚が考え抜いた台本をいかに演じるか。
あるいは、世の中の問題をいかに拾い上げ、どう訴えるか。

だからこそ役者が大統領にも
なるのであり
操り人形のこともある。

その上で演技の向こうに何があるか
判断が必要な時代。

「芸能人は政治に関わるべきではない」とよく言われますが、これはこじつけだろう、とずっと感じています。

芸能人「上がりの」政治家って、結構いますよね? むしろ与党に多い印象です。

その実態はむしろ、縄張り争いに近いものじゃないか、と。
場合によっては仕事や生活に支障もあるかもしれない。
だけど、民主国家である以上、これはそれぞれが主体的に考えるべきだと思います。

「まだ」民主国家であるならば。
あるいは「これからやっと」民主国家になれるのだとすれば。

私はそういった世界 – 芸能界、です – から500歩ぐらい距離を置いてはいるのですが、
それでも、その中で考え、行動している人々を、応援したいと思います。
どこに投票するかは、それぞれですけどね。

そしてもうひとつ。

私たちには一票しか権利はないんです。

メディアコントロールも閣議決定もできないし、税金も入って来ない。スポンサーもない。脱皮の自由もない。

与えられた情報から判断するのか、
情報をつかみにいくのか。
フェイクに騙されるのか、そこから考えるのか。

自分の生活から感じとるのか。

投票は、誰かに言われてやることじゃありません。
どんな団体に所属していたとしても、決してそれは投票先を強いられるべきものではない。
ここでは、「絆」は要りません。
個人が成熟して、はじめて民主主義が機能します。

個人を押さえる同調圧力は、要りません。
全体主義も、要りません。

だけど、そうやって一人一人が、しっかり判断し、面倒でも参加すること、
投票所に足を運ぶことが、
周りの人、家族、若者、お年寄り、子ども、次の世代、に繋がっていくんです。

きっとね。


*10.26 途中補足しました

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