大橋トリオ & THE CHARM PARK
Trio & Charm
2024.2.28 Release
5曲目の “KAAMOS” を作詞しました。
まず、この素晴らしい二人の音楽家、そしてこの世のものと思えないぐらい美しい曲に
僕の詞を付けさせてもらったこと、深く感謝します。
アルバム全編すばらしく、またジャケットもいいんですよね。
場所はわかりますか? 金沢にある、僕も大好きな場所です。
さてここから、作品について。
作詞というか、詩作、という感覚でしたが、
KAAMOS というのはフィンランド語で「陽がのぼらない」自然現象
すなわち「白夜」の逆の「極夜」(きょくや)のことです。
極東の日本にあっても、
「あかり」と「闇」の間(あわい)に、私たちは生きています。
これをどう捉えるか。
…あとは、作品に触れてくれたおひとりおひとりに、委ねます。
次に、可能な範囲で、制作の背景を。
昨年の…大晦日に依頼があり、それから三ヶ日(さんがにち)にかけて、書きました。
年末年始どころじゃなく、意識と無意識を総動員したわけです… が
それはつまり、その間に起こったことも、含んでいる、と思っています。
もちろん、それまでに体験したこと、感じたことも
この音楽に触発されて、書き、含めています。
キーが高いなーと思いながら夜中に仮歌歌って考えたり
送ったら声が小さくて聴き取れへんわ〜言われたり
でも、好きに書かせてもらえました。流れでタイトルもそのまま採用です。
また全部、ひらがな にしました。
区切り方や漢字によって意味が変わるところもあるので、自由にとらえて欲しく。
自分も、作りながら1,000回ぐらいは聴いたんじゃないかと思います。
ミックスもマスタリング (molmol 佐藤さん) も素敵なので、リリース後も聴きそうです。
みなさんもぜひ、一回でも何千回でも、聴いてください。
ここからは作家、クリエイターとして。
前回、曲と共に大橋トリオに提供した “quiet storm” とはかなり違う方向ですが
僕の2020年以降の僕のオリジナルを知ってる方は、おわかりになるかもしれません。
“Plum” や “Atto Iu Ma Ni (2021 ver.)”、”あかりをつけたら” など。
興味あれば、ぜひチェックしてくださいね。
詩と音楽は答えのない旅。これからも続きます。