雪でも降るのかという夜の匂い
船乗りを思う
彼らが当たり前に感じていた凍つく風に
耐えられるだろうか
眠っても目覚めても続く風
首の長さ
こう書くとろくろ首か恐竜か…
って感じだが
弦楽器のことだ
ベースにはさまざまな長さのネックがあり
また横型の「ベース・ギター」タイプであれば
ブリッジの位置や仕込み角、重心でも体感上の長さは変わる
たとえば今年になってずっと触っているアコースティックベースギターは
(これはもうとっくに生産中止になり、世界でも入手が困難だ。メンテしてくれる人を探さねばならない)
ものすごく左手を伸ばさないとローポジションに届かない。
これはこれで慣れれば、身体を大きく開くことになるので、気持ちいい。
ところがその後で普通のエレキベースギターを弾くと、あまりの小ささに驚く。
ギターを触ろうものなら、小さすぎてたまげる。
同じことが縦型のベース(コントラバス、ダブルベース、ウッドベース、弦バス、アップライトベース、ベースフィドル – 呼び方がありすぎるが僕は英語の「ダブルベース」が好きだ)にもあり、あの指の間隔とヴァイオリン(フィドル)のそれではあまりに違って、互いに指がたまげてしまう。
一年ほど、これらに地道に向き合っているが、なかなか人間の身体の使いこなしは
難しいやら発見があるやら
指っていつまで、こうして酷使してられるのかな、
あたりまえみたいに10年近くタイプし続けてるこの薄型キーボードも、そろそろ
もう少し身体に合ったものにした方がいいのかもしれない。