先月末から、左手首を壊している。
活動再開準備とか言いながら縁起でもないが、
エレキベースを弾くには支障ないものの、特定の楽器や日常に、結構支障が起こっている。
僕の場合身体が細いので、パワーやスピードを出すために手首や肘を極端に酷使してきた。
…ということに、壊してはじめて気づく。
いかに自由自在に回転運動を行ってきたか。
あるスレッショルドを超えると痛む手首に、認識する次第である。
と同時に、どこまで動きをセーブできるか、他で補えるかを知るいい機会でもある。
そんなこといいながら、アコースティックベースもほぼ問題なく弾ける。
グラスを棚に入れたり、暴れるエンジンを制動したり、そんなのは厳しい。
身体を痛めるのも考えようではプラスになるもので、
僕が学校で音楽を習っていた頃に手を壊してほとんどピアノを弾く姿を見なかった同期の人が
知らぬ間に米国でバーチュオーソになっていたりもする。
人は、そのときどうだったからといって
決めつけることはできないのだ。誰であっても。