八月になり、海を訪れる。
月初には海を観に行く。なにか心のカレンダーのようなものだ。
とはいえ、いつ観ても変わらない。初日の出は別として、いつもこの海は同じだ。
砂があり、海がある。人はいない。それだけ。
たまにサーフィンをしている人、釣竿を投げている人も見かける。ごくたまにだ。
7月は、オリジナル曲を作らなかった。6月に頑張り過ぎた。だが、それだけでもなかった。
何をするにしても、少し振り返ろうと思ったのだ。よって、数年前のアルバムの曲2つに取り組んだ。
実際は、数年前どころか、2000年代初頭に書いた曲だ。目黒区の端にいたあの頃は二度と帰ってこないが、あれはあれでとても貴重だったのだ。自分で落とし前は付けねばなるまい。
それと並行して、もう少し自分のルーツを掘り返したいと思った。そこで振り返ったのが、親子二代で強烈な輝きを残したシンガーソングライターだ。
彼らについては、まだ聴いている途中だ。特に、二代目については、彼の活躍期にどっぷり聴き込んだとは、とても言えないので、その理由含めて振り返り、いろいろ発見している。またの機会に記したい。
そして、彼らのさらにルーツを聴いている。
わかるんだけど、わからない。そんなものだろうか。