ここ最近で驚異的にヒットしているのがこの曲だ。
もちろん、僕という局地的存在にとっての話。
Any Major Dude Will Tell You (1974, D.Fagen, W.Becker)
あまりに素晴らしい。
僕はこのアルバムを持っていないが、ここんとこ、決めるともなしに毎日10回は再生している。
たぶんもうこの曲の再生回数は100回は軽く超えていて、
それでも向こうに届くだろう対価を考えると、ストリーミングってやっぱりおかしい、とも思う。
まぁ、どレジェンドの人に何をってことで、心配の矛先、ちっくと違うけど。
このアルバムは Pretzel Logic といって、邦題はたぶん数あるおかしな洋楽日本語タイトルの中でも一、二だろう。
『さわやか革命』
ごめん。ありえん。
本当は Pretzel = ねじれ、Logic = 理屈なので
「ねじれた理屈」「屁理屈」「へそ曲がり」「天邪鬼」あたりだろう。
「つむじまがり」ってのもあるか。
しかし、音だけ聴いてると確かに「さわやか」でもある。爽やかにひねくれている。
敢えて連想すれば、
音楽密造者、日野原幼紀さんが作った「つむじ風の朝」が浮かぶ。
ちなみにこの矢野誠さんアレンジの素晴らしすぎる曲、アルバムは、配信されていない。
コロムビアさんお願いしますよ。
話は翔んだが、Any Major … で決定的なフックになっているのがあの折り返しのギターフレーズだ。
これ、相当いろんな人に影響与えたのだろうなぁ。僕は全然掘り下げれていないが、
全く違う(かもしれない)ところでデジャヴったのは、
90年代のハバナ・エキゾチカのこの曲。その時も相当やられたのだが。
30年ぶりに聴いた。
友人ドラマーのカーステで衝撃を受け
借りてダビングさせてもらった DAT を何処にしまったか忘れてしまい
記憶の隅に残っていたすごいアルバム。JB ばりのグルーヴ、このギター。コーラス。
サブスクに感謝です。いや、ごめんなさい、今度は買いました。
Buffalo Daughter 全然聴いてなかったな… 大野さん
当時は、関西にバディ・バースト・オールディーズという、また凄いガールズバンドがいた。
(対バンしてはうっとりしていた。これも20年ぐらい前だが、ふとメールをいただいて嬉しかったことがある)
やっぱ、記憶と音楽は捻れ続けるな。ねじれてるとも気づかずに時系が歪む。
それはたぶん、時間自体が螺旋状だから、本来はまっすぐなのが、ねじれなのだ。
ていうか、日野原さんのアルバムタイトル、そのまま『螺旋時間』やん。
だから、Pretzel Logic とは、
とても爽やかで、素直な Dude の心なのだ。たぶん。ね
* Apple Music をここんとこせっせと埋め込んでるけど、ログインしないと一部しか再生されないし、ましてうちでは iPhone で Safari でログインしたつもりでもはねられてしまう。その間も、Music では普通にサブスク再生できている。あいかわらず、めちゃくちゃだなアップル。