空洞の磁界

やっと
少し
やりたいことが
できるように
なってきた気がする

まだ遠いのだが
体の中に
備わってきつつある
空っぽの骨組みの中に
あるいは空洞の磁界に

所詮自分って、針金だよな
そんな観察の果て
映らないはずのものが映るとすれば
それは
自分がフレームとして機能するか
だろうか

揺れても
斜めになっても
そこら辺
四角くない世界
論理のない世界に触れられる
消えては生まれる フレームと
その周りに照る
ちょっとしたひかり

それをそだてるも
ほろぼすも
あきしだい。

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