この国はどんどん意見も言いにくくなってくるんだろうな。
ずっとそうか。
それともそれが自主規制か。
最初に記しておきます。
これは個人の見解であり、知人仕事先、その他の見解には全く関係ありません。
信条の自由、ということで。
東京オリンピック2020が漸く、延期決定したそうだ。
もともとメンツで招致したものだから、延期の決定もメンツが第一で
客観的な見解や世界中からの意見で動かざるを得なかった、にも関わらず
日本が「延期を提案し、同意された」という形になっている。
海外に出れば信じられないし、国内にいても到底信じがたい為体だが、そういう報道がされている。
1週間前、数日前、ひどいときは1日前、数分前の見解を
ひっくり返して自分の手柄にする人間が人の上に立っている(らしい)この国。
そんなものは屁とも思っていないだろうから、救い難い。
オリンピックの話に戻ると、あれは嘘に嘘を固めて招致したものであり、
東日本大震災の被災地復興の名目だけ借りて東京にバブルを起こしたものであるから
そもそも人道的にも経済的にも、僕は心底軽蔑しているし、
ずっと中止を願ってきた。東京から距離をおいてきたのも一つはそれが原因だ。
オリンピック景気で仕事をもらう人もいるだろうし、本当に崇高な、崇高でなくても前向きな心で賛同し、力を貸している人もいるだろう。
その人たちまで否定はしないが、自分はそうではない。
それでもオリンピック関連の仕事を頼まれたらどうするんだ、という縛りや葛藤が、
日本で仕事をする限りはつきまとうのだろうが、
僕はそういう仕事には近寄らないし、もし大切な知人の関係などでどうしても断れなかったら、それで得た収入は、すべて東京以外の地方に還元すると決めている。
幸か不幸か、そういう話は僕には一つも来ていないが。
以上、自分に関する話。
そもそもオリンピックは、2008に大阪が立候補していて、負けて、それからどうなるのというときに、なぜかスルッと東京が立候補して、ダメとなったら何故か再度立候補して…という流れも嫌だったのだが(というか、やるなら大阪が先だろうが! …このへんは関西人の心情なんだろかな)
それに加えて、2011.3.11の被害の大きさ、果てしなさからの復興を想像すれば
東京でお祭りをするのはすり替え、としか思えないんです。
きりがないのでこの辺にします。
最後に、
中止でなく延期ということに、さらに僕の憂鬱は続きそう。
必要なことに力を注ごうよ。