西国へ

ツアーの合間に知人をたずね、西国へ。

岡山 蔭凉寺
ずいぶん久しぶりに会う Vardan Ovsepian と、はじめての Tatiana Parra。
Piano Era 2015 を観逃したし。彼らの東京公演の日、うちは鹿児島だからな。
どうしても観たいと思い、旅した路面電車の街、
岡山はとてもいい空気が流れていました。

彼のピアノは天下一品。それは出逢った時からわかっていたけれども
そのまま、そのまんま彼の宇宙唯一の音楽を創っていってくれる。
構築、築き上げる、ちがうな。そうだけど、
もっと広がりがあって、もっと世界があって、
だけど「ヴァルダン星人の世界」なんかじゃなくて、精神的で、感覚的で、理論的で、無意識。
そして Tatiana とのコンビネーション。
彼の音楽と生き方は、芸術そのものでしょう。
Alexandre Andres の大好きな曲(うち一つは、Tatiana が音源に参加)
を2曲もやってくれたのも、驚きであり
Vardan が彼を “young genious” と明言していたのも、グッときた。

熊本へ。
大倉邸にて flexlife の「家リハ」
Vardan ほどではないが、彼らと出逢ったのも遠くて近い昔。
一家で、山の上の温泉に行ったり、音を出したり、息子さんと戯れたり、幸せな時間。
彼らとの曲や、カバーももちろん楽しいが、
今回は、何年もサボっていた自分の曲を持っていく。4曲の中でどれかやれないか。

全く拙い僕のデモ、恥ずかしくもどうなることかと送ったものの、
軽く受け入れてくれる、彼らの凄腕っぷりにも改めて驚く。
歌とギターのプロなんだから、そりゃ、そうなんだけど、
でも、こういうことかって、思う。
とてもゆるくやってるようで、研ぎ澄まされるって、感覚と経験って、年輪なんだね。

鹿児島。
グッドネイバーズジャンボリーで来たときは空港と現地との往復だったので
鹿児島市内ははじめて。日差しが強い。
こちらも路面電車がイイ。
荷物の多い僕に、路面なのに、路面駅なのに、キャリーを運んでくれる運転手氏(岡山でも…)。
いいのだろうか…?
運転手って、大変な職業だ。常に時刻と数え切れない乗客と、さらに無数のドライバーたちと
関わっているのに、そこまでやってくれるって、ほんとに心に余裕があるんでしょうね。
街に、かな。

次はもっと長く居たい。

そしてふたたび熊本。こちらはブログがダブっていますが…
gingila、なにしろ壁の色が最高。
ガレージでカフェレレ部が「ひこうき雲」を奏で出す、いい日だ。

ガラス張りで外からもいい感じで観れるステージ(店の一角)は、
Cambrige の Central Square にあった複合ライヴハウス、The Middle East を思い出す。

そうあのころは
フォークシンガーとデュオをやったり、ただ飲んだり、
Colin Hay や Aimee Mann を観たり…したんだっけ。

そんな、メビウス一週間で、あった。

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