速水浩平さんのTV出演を観た。
この人、頑張って貰いたいなとおもう。
06年のとある日、参宮橋近くの首都高速脇で自転車をこいでいた時、僕はこんな事を思っていた。
「この高速脇の音圧を利用して発電が出来ないか??」
この日は代々木の楽器屋に向かっていたけど、
この後しばらく笑えて、日が暮れるのを忘れて同じところをぐるぐる回った。
結局店の閉店に間に合ったのかも、忘れてしまった。
なんで笑えたかというと、これによって「音楽家」の立場が一変するからだ。
これまで無駄にエネルギーを使い、騒音をまき散らしたギター少年、オヤジ、パンクバンド、
スタジアムツアー、フリージャズ、これらがすべて「エコの使者」になる。
PA屋も楽器屋もオーディオメーカーもみな、先端エコ産業になる。
革命。
これこそが地球の求めるもの。
勿論技術的な敷居はまだまだまだ高いのだろうけど、
ギターはピックアップで発電しているのだから、そもそも実現済。
マイクもしかり。
後は効率だけの問題なのだ。とても大きな「だけの問題」
音が人に届く為に電気を消費するのは、あくまで聴き手に何かを伝えるため。
つまりは心を震わせるため。
あまった(でかすぎた)音を「拾った」り、人が「よっしゃわかった」と、音を「受け取った」後の
エネルギーを再び電気に還元するのは、別に何もおかしい事ではない。
ぜひやるべきなのだ。
この速水さんという人が活動しているのはその後知ったが、
小学4年で発案し、大学に進んで研究と実践に邁進。
美しい。
高速道路面やビル床への展開など、今後は明るいようだけど、
音の事を忘れないでほしい
そこはまた、音楽関係者も頑張るべきだと思う。
ただのベース弾きが思うことだけど、
未来って、まだまだある。
まだ、来てへんから、みらい。
サッチモ曰く、What A Wonderful World.
* この後に大震災が来たので、僕の捉え方はだいぶかわりました。が、今も引き続き考えています。
— 追記 2012/1/31