port of photographs

Zf を買って一年過ぎ、センサーの汚れが取れなくなってしまったので
新宿のニコンプラザへ。
奥のギャラリーサロンで写真展をやっていたので
観てきました。

会場の撮影はしていないのですが…

お二方の同時開催で、
向かって左側のギャラリーが西浦和彦さん。
『記憶と時間の眠る場所』

道端にぼんやり見える、黒くて丸い気配。
海辺で異界に出会うような女性。

街角に突如現れる象と、それを覆いつくす植物。
古い家族写真と、記憶を呼び起こす彼ら、彼女らの表情。

そこに存在しないのに、現れるもの。

あるいは実在は逆なのかもしれない。
日常と思っている暮らしの方が虚像だったら、と、
あまりに早く過ぎゆく日々に翻弄されながら、ふと立ち止まる。

ダイナミズムに揺さぶられながら、物語を読みながら

写真を撮るというのは、化石を作り、読み取っていく行為なのかもしれない
と、思いました。

西浦さんの note

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