「こねり」は中川村のすてきなお店。
一見古民家のパン屋さん? カフェ? という姿だが、
「暮らしの工房 こねり」
という看板、それだけではない様子。
洋と和の生活空間、人工物と自然が、ゆるやかな境界で存在してる。
なんて文字で書いても難しいか。
まだ山並に雪の残る3月、訪れたときなんとなく
「なにか、イベントのお題、ありますか?」と訊いてみて
女将のさおりさん曰く、「余白」と。
それは半ば、期待通りのお題で
僕の音楽は、たいがい余白…休符や少ない音数…を大事にしているし
タルマーリーの渡邉格さんとも昨年そんな話をしていたし…まだ答えがみつかってなかった…
なんか、その一点だけでも、すごく楽しみにしていたわけです。
当日、お店にたどり着いて
場所に感動するのも束の間、セッティングが結構大変で、あっというまに時間が来てしまい。
和室ひとつをまるまる舞台にして、向かって左と前に、和室と洋室お客席がある、という
今振り返っても、すごい余白のレイアウトでした。
本編は僕ひとり。
一曲ゲストで法嶋さんのギターとのジャイヴ、
そしてアフタージャムで、ハチ子さんとにわこさんにも加わってもらい、楽しいボサノヴァを。
— 1st —
うみのまち
グリーンはいつ
Man in a Shed (Nick Drake)
うみにゆらるかげ
満たされるつばめになってくれ。
余白のどらやき
みつかったぞ with ジョーさん
— 2nd —
ドリップホップ
アフロアルバ
るびーどろぼう
ゆみはりつきよ
O Trem Azul (Lo Borges)
plum
— jam —
Só Danço Samba (Tom Jobim) with 伊那谷フレンズ
帰り路に丘の麓から見た北斗七星が、とんでもなく美しかった。
なんで撮らんかってんって それも 余白ですよ。