リモートで参加した矢野誠さんのアルバムが完成し、リリース決定しました。
僕はバンドサウンドにベーストラックで加わる、という形態でしたが
久々にバンドで演奏したかのようで、とても楽しかったです。
70年代からアレンジャー、コンポーザー、プロデューサーとして
日本の音楽を彩り、引っ張ってきた矢野さんは
ストリングス、シンセ、アフリカン、ゴスペル、鼓や琴…といった変幻自在な編曲だけでなく、
さまざまなシーンをつなぎ合わせ、多くのキーパーソンを世に出してきた人でもあります。
鍵の中にある、本当の鍵、とでもいうのでしょうか。
人々を率い、つなげ、あるいは独り道をいく。音楽が服を着ているような人。
いつまで経っても憧れです。
今回の編成はとてもシンプル。
ピアノとパーカッションを軸に、空間アレンジと言葉との会話。
五人の詩人による歌詞、三者三様のボーカリスト。
曲が進むほどに深いポケットを味わえるアルバムです。
11.23リリース予定。お楽しみに。
p.s.
このタイトルは色々な人にとっての道標な気はしますが
僕にとっては未来は常に記憶であり、記憶は常に未来です。