僕のように音楽をやっている者は、
リアルタイム、と、過去現在未来、という
二つの時間をいつも考えてる。
リアルタイムとはもちろん、舞台。
過去現在…というのは、つくること。
トラックを重ねる、構想する、夢や思いつきを試す、思い出す…
観たり聴いてもらったり、その後で変わっていくこともある。
むしろそちらが音楽の伝わり方だろう。
これらは、交差もする。
音楽は波だ。そこには「焦点が合ってるか」という問題が出てくる。
あるいは、「いい感じにブレているか」というものある。
そんなので、この答えの出ない人生みたいなことを、ずーっと考えたり、感じたりしてるわけだ。
さて、今年はしばらく「フォーカスが合うか合わないか」についての構えを変えることにした。
心のフォーカス 身体のフォーカス 視覚のフォーカス 結果のフォーカス
これらは一致しなくても構わない…!
少なくとも、つくっているとき、準備しているときは、それぞれのセクションで詰めて行って、
その後でレイヤーを合わせればいいんじゃないか。
どうしても、練習などをしていると、どこが違う、どこが合わないと気にし出して
何度も何度もやり直し、何も進まないことが多い
そしてやっと突破した頃には、いろいろ忘れてたりする。
それはそういうものだと思いつつ
詰めることは詰めるが、ここは気分を信頼しようとか、
音には出てないけど流れがいいとか、
そういう風にしてった方が自分も楽しめるし、
いいものが作っていけるんじゃないか
そんな風に、だ。