ひさしぶりに依頼があり、大橋トリオのフェスでのライヴに参加することになった。
9月。いわゆる夏フェスが過ぎ、いい季節の「秋フェス」だ。
毎年ほぼ恒例の池上本門寺での「SLOW LIVE」と
新しくはじまった神戸での「ビショップ音楽祭」。
両方とても楽しみにしていた。
ツアーバンドを離れて久しく、その間は多くの凄腕ベーシストが
僕の代わり以上を務めてくれているので
(そもそも大橋くんが稀有な素晴らしいベーシストなので)
プレッシャーは感じていない。変な話、気楽なものである。
まずは単発で、先のことは考えずにベースで混じらせてもらった。
しかしそれにしても。2021の頭にいろいろ書いたが、ほぼ4年ぶりの現場は
だいぶ忘れており、だいぶ覚えており、不思議なものだ。
とはいえ音は正直で、自分でも許せるレベルになるには結構な準備が必要だった。
高木大丈夫くん、菊池剛くん。
初参加という彼らの演奏も、深い音楽性、瞬発力や集中力、どれも素晴らしいにつきる。
そして、貴重な二本のうち、SLOW LIVE ’24 は台風10号の危険予測により、開催中止。
メリケンパークでのビショップ音楽祭が唯一となった。
当日はいいパフォーマンスだった、と思っている。記録が残っていないので判らないけれども。
まぁ、やれるだけやった。その間で得るものも多く、ライヴ本番も楽しかった、ということだ。
その後のツアー(後日書いている)も、初日をフォトグラファーもどきとして観せてもらい、
音楽と視覚の、宝物だなと改めて思った次第。
演者、スタッフ、オーディエンス、みなに。
Have fun with music!