スマホとカメラ。
僕は iPhone X を使ってる。台北に行った直前だから、買ってから5年半? 電池は半日も持たないしテザリング WiFi もしょっちゅう切れる、そろそろ潮時だとは思うが、最近は特に動画をあまり撮らなくなったので、ストレージはまだ余裕がある。
スマホで写真を撮ることについて、僕はそれしかなければそうするけど、あまり好きじゃない。
写る写真がどうのというより、撮る行為が楽しくない。
ファインダーを覗いて、シャッターを押す、この楽しさを知ったら。
電子シャッターのつまらなさといったら。
でも撮ったあとはスマホもまぁまぁ楽しい。Live フォトだと後から決定的一瞬(のようなもの)を探せるし、編集もまぁまぁできる。
投稿もできる。というより投稿はスマホからでないとできなかったりする。
僕は去年の10月から、カメラを借りている。買うには踏ん切りがつかないせいだが、もうぼちぼち、いい加減に買った方がいいんじゃないか、という状況だ。
ファインダーレスや一眼レフや、いくつか借りたけど、今はファインダー付きのミラーレス Lumix S5。
ちょっとかさばるけど、操作感が良くて、写りに透明感があってきれい。
カメラは楽しい。時間を忘れられる。時間を切り取って残すものなのに、忘れてしまうってどういうことだ。
普段、音楽や言葉で使わない脳を使う。これが楽しい。映したいポイントを探して、カメラをかかえて走り回る。
車を停めて、何かが撮れそうな場所に向かう。走り回るので、物凄く体力を使う。
図体のでかいのがこんなことしてて、さぞ怪しいんだろうけど、もう田舎も都会も、道路も駅も監視カメラだらけ。
自動で映されるばかりじゃなく、いいと思うものはこちらの意思で写したい。
…って、それも根っこで繋がってるっぽいんだけど…
でも、それまではスマホを使っていた。
7年かそこら前に、ずーーっと欲しかった小型の Canon EOS M3 を買って、しばらくはずーっと持ち歩いていたのだけど
僕の欲しい写真を撮るのはとても難しいということがわかり、スマホの方が優秀やん、となってしまっていたのがここ数年。
僕は夜の景色が好きで、それは夜に煌めく都会とか街明かりなんかじゃなく、照度の低い街や木々や、そういうもの。
インスピレーションが沸くし、好きな音楽とも合う。
そういうのはスマホではまず撮れない。今のなら撮れるのかな?
EOS M3 では…永遠にピントが合わないから、シャッターを押せない。
MF モードもあるけど、操作系が小さすぎて、恐ろしく使いにくい。
ミラーレスでも難しいけど、ときどき撮れるから、それだけでも大きい。
それにやっぱ、フレーミング決めて、設定試して、いいのが撮れるって、
ほんと楽しいわけです。
スマホとカメラのそれぞれの役割や共存ってなんだろう、と
いろいろ言われてるけど、たぶん答えはまだなくて、
それだけにツッコミどころもたくさんあるんだと思います。
そういうのって僕は割と興味あるので、これからも綴ると思います。