活性という言葉を聴くと
ホワイトコリドラスを思い出す。
熱帯魚を飼育していた ~ 水の掃除が要る ~ 青い循環フィルターをセットする ~ 加える謎の「活性炭」~ 掃除をしてくれる謎の魚がいる
という流れだ。
「掃除屋さん」とポップに書かれていたその白い髭の魚は、なかなかにして屈強で
いつだって水槽の底でめしめしと動き回っていた。
本当に掃除をしているのかわからないが、今で言えばさしずめルンバがいつも動くオフィスみたいな感じだろうか?
いや、ホワイトコリドラスは今だってたくさん、活動しているのだが…
ネオンテトラやエンゼルフィッシュ、グラスキャット、
長生きさせようと頑張って世話していたのが懐かしい
結局うまく育てられたのはグッピーだけで、放っといてもいくらでも繁殖するので
玄関を彼らに安心して任せ、その水底を、やや不安ながらホワイトコリドラスに任せていた。
小さな白ナマズの赤ちゃんを見ることはなく、彼らもやがて死に絶えてしまって
それからもグッピーだけが玄関を守っていたが、やがて自分が世話できなくなってしまった。
「活性」と聴くと今では疲れた脳みそや滞った計画や
常に痛い首筋をなんとかせねば、という強迫観念みたいなものばかり浮かぶのだが
その底では今も白ナマズがめしめしと動いている。