つきのうらがわ

とはいえ
この二つの半月に
起こった世の中のことは
とても書きようがないぐらいに
僕を脱力させてもいる。

水道の私有法案と処刑ショーと水害
カメラの裏側と報道の一極集中
賭博と自己責任とボランティア
本当に必要な復興と五つの輪

なんとかこれからも生き抜くつもりだが
一体どうして、こんなに未来に希望を持つのが
億劫になってしまったのだろう。

いいやちがうな、安易に言葉にできる
(それ故に安易に破壊されてしまう)
希望や未来というものに代わる何かに
もっと焦点を合わそうとして、却って無限に焦点が合わない。

僕らの命や運命はもともと、とても儚いし
それを徐々に徐々に、気づいていくだけだ。

嘘が溢れれば溢れるほど、しらじらしい真実は、
乾いた泥から現れる。

守る人はどこにいる。ここにいる。
守る自分はどこにいる。ここにいる。

10年前に書棚や想像上にあったシステムは、
もうすぐそこに迫っている。もう覆っている。
たぶんそれが大きいんだろうな。

音楽で忘れてるわけじゃ、ないんだよ。

音楽ですら信じられなくなるのが嫌だから、音楽をやってるけど。

シェアする

関連記事

  1. 2022.05.03

    guide & light
  2. 2022.02.11

    me by the sea
  3. 2014.10.18

    エノラゲイ
  4. 2022.02.10

    smile & cry

Calendar

2018年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

Category

アーカイブ