陽だまりは このごろ
まくらもと おとなしくしてる
格子にくるまる やさしい影は 雨の音も
忘れてる ふかい 寝息
ふと 目醒めても よそいき
強がって 君は夢 走り抜ける
背中も見せない 月みたい
そこでは 誰ひとり 気にしないよ
何を 感じても ほんとうに なる
こどうの記憶は 速すぎるから ふらふら
確かな足取りで 向かう行き先 それは
ゆっくり つなわたり
長い腕のばす やじろべえ
強がって 君はまた 顔も見ないで
響かぬ 夜に 声を枯らす
一言が 幾通り 姿を変えるけど
そのどれもが 消えてく 星の砂に
それでも 溜息 忘れたように
拡がる 出逢いを 抱きしめる
僕らは 明日には そんな世界を
湖から みている
Words & Music: Ray Kondo
2020.9 / 2005.7