空想スクリーン

録音をしながら…

Aretha の映画、そういえばまだ

…みてないけど

…みてるかのように

なにかを取り込もうとしてる

これも「想像」というものなのかな

道具

5弦ベースたちが久しぶりの出番。

ライヴ要員みたいにずっと使ってきた Lakland 55-94、録音でも割と残っている。映像もか。

先日電池を抜いたままだが、パッシブが、またいい。彼ら Dan Lakin と Hugh McFarland の作った楽器はやっぱり作りがしっかりして、鳴りと安心感が違う。

Dan は2010にメーカーを譲って以降、自分の名で JB や PB を作っているけど、知らないうちにスタッフや工房がまた変わったようだ。
いいデザイナーとクラフトマンがいれば、いい楽器はできますね。

僕はおそらくもうベースを買うことはないけれど、興味ある人、機会あったらチェックしてみてください。
(というか昨年から Dan Lakin Bass は何も更新されていないけど、大丈夫なのか…?)

そんなんで、楽器もそうだが大事なのはプレイの中身。

曲にしっくりくるには、いろいろな要素がある。
掴みたし。とらえたし。

誰が為に歯は並ぶ

うぃーん

と面白い音が近場で鳴っている。

漫画版ナウシカの終盤だったか、土鬼では人造妖怪(兵士?)を制御するために
ヒドラ使いがある高周波を利用していた – 歯の間に細工をして。

私の超至近距離では、低周波とも高周波ともいえる、なめらかにつながったその音が
歯の間の細工そのものを作っていた。

不覚にも発生していた、虫歯とやらを削るのって
こんな音やったんや。

削って元に戻るもの、戻らぬものを一瞬思う。

思ったところで取り返しがつかない。詰め物は爪のように伸びはしない。大人しく緩慢に劣化していくだけだ。

高周波といえば、僕は子供の頃から口笛が苦手で、
それができないかわりに会得した甲高い笛は、前歯の間から発生したものだった。

僕は姉と共にそれを「歯笛」と呼んだ。

どうやら、現在世間で言われている「歯笛」とは異なるもののようで、おそらく実際に目の前で吹かないと、誰にも共感してもらえないだろう。そんなつもりもないが。

僕のは隙っ歯を利用した管楽器、というべきものだ。口笛より1オクターブ上が出る。
弦楽器でいうところのハーモニクス、歯も肉すというころだろうか。

あまり自慢にもならないのに、自分はこれができるからちょっとすごいんだ、と思っていた時期もある。誰にも共振されなかったと思う。人間のかわりに猫や犬に伝わっていたのかもしれないし、ヒドラや巨神兵に慕われてたかもと思うと少し恐ろしい。

さて…

なんだか無理やり話を膨らませているが、本来僕にそんな暇はない。
この週末は、ある録音を形にしていかねば。

師というべき人からのお誘いに感謝しつつ、頑張りますにて。

これにて駄文失礼いたしまする。

Have a nice weekend.

降りる駅の数

シンプルなボタンって使いやすい

と思ったら大間違いなことが多い。

入力端子が沢山付いているディスプレイや

ヘッドフォンを沢山挿せるオーディオ機材で

切替ボタンが一つしかないとどうなるかというと

入力1 -> 2 -> 3 -> 4 -> 5 -> 1 -> 2…

HP1 -> 2 -> 3 -> 4 -> 5 -> 1 -> 2…

というリニアな現象が起こる。

実際に挿しているのはそのうち2つかせいぜい3つだ。

さて、こういうボタンはたいがいスタイリッシュなので

押しにくい。

どうなるかというと、入力3にしたいときに

入力1 -> 2 -> 3 -> 4 -> 5 -> 1 -> 2 -> 3 -> 4 -> 5 -> 1 -> 2 -> 3

(1から3にするぞーおー行きすぎたー何番まであるねんーおー手前やーまたかいなーえーおいーやっと3になった)

ヘッドフォンを4本挿せるうち2本しか使わなくてそれらを切り替えるとき

HP1 -> 2 -> 3 -> 4 -> 1 -> 2 -> 3 -> 4 -> 1 -> 2

(1から2にするぞーカチカチーおー行きすぎたー何番やねんーおっとまた1にもどったー次こそはーおーまたやんけーええかげんにーおーこれやこれ)

という現象が起こる。私はほぼ毎日こんな調子なのだ。

もしこの説明がわかりにくければ、山手線でいつも目的の駅を降り過ごしてしまう人を想像してください。

そんな人はなかなかいない、というかもしれない。単にものの例えであるから真に受けないで欲しい。

ともあれ私にとっては、ボタンが4つ付いて直接切り替える方が圧倒的に早いのである。

ところが僕は、切替えボタンが4つも付いているような機材は好きではない。
基本的にごちゃごちゃしたものが嫌いなのだ。だがある種の道具は、見かけのシンプルさを実現するために、内側をわざわざ複雑にする。

何がしたいかというと、ワンボタンで切り替える方法を受け入れる代わりに、ボタンが対象とする選択肢を減らしたいのだ。

入力1 -> 2 -> 1 -> 2 -> 1
HP1 -> 2 -> 1 -> 2 -> 1

実際に挿していない端子をスキップできるようにする。そしたらたとえ2回間違えて2周大回りしても大幅に操作速度が向上する。

今の技術ならこんなこと簡単だろう。家電でもプロ用機材でも、こういうカスタマイズは大切だと思うし、なんならこれがその人の毎日を大きく救うことになる。鈍臭い人対策であっても、シビアな達人用であっても。

何か僕は、間違ったことを書いているだろうか。
それともまた、本質にたどり着こうとして大きな間違いを冒しているのだろうか。

甲虫と飛蝗

夏ですね

そろそろ今年も「夏の心配」をしだす。

心配事なんていくらでもあるが

さしあたってはこれかな。

また今年も、ノコギリクワガタが郵便受けに飛んできて足をすべらせてひっくり返ってたらどうしよう

こないだ初日の出が出たばかりなのにもうこんな季節。

今月頑張れば、少し何かが見える気がしている。

徐々にベースプレイを再開しつつ、豆鞘のような飛蝗を見つつ、

鋸君を思い出す夜。

linear ain’t straight

リニアビートで眠りに落ちたからには
Paul Simon のリリックで目を覚まそうとする

yMusic とのコラボや Phoebe Snow のコーラス
Roger Hawkins と David Hood のリズムセクションや
David Matthews さんのホーンアレンジに
聴き惚れてたら

My Little Town がじわじわきて
1サビからインタールード
こんな管楽器あったっけ?
カウベルと一緒にリズム刻んでたけど
ふっと消え

洗濯機のアラームだった

食洗機に洗濯機
タイマーに着信
いろんな機械が
たくさん声を出す

彼らも歌いたいってか

Sonic Youth に Washing Machine ってアルバムあったな

昨日窓に張り付いてた
巨大な緑の蛾は

交渉の後どこにいったのだろう

lizard mixture

今日は

New Moon on Monday

Duran Duran 1983年のこの曲は
UK pop を聴き出してた当時
とても不思議で魅力的でした。

当時ラジオで流行ってた音楽では
あまりギターが目立たず
この曲でも耳に入るのは
ベースとシンセとドラムとヴォーカルばかり。

「CD 盤」の歌詞ページを見れば
不可思議な歌詞の並ぶこのアルバムでも
一番意味不明だったのがこの曲。
「その画をよく揺すれば トカゲの混合物」
Shake up the picture the lizard mixture

曲全体の意味はずっと考えなかったけど
英語のフォーラムを見ると
混乱した人は世界中にいるようで
政治的だとか性的だとか
いろいろ言われてますね

まぁそりゃそっか。

この曲、ガットギターで弾き語るととても楽しく
ストレス解消にたまにやってます。

Andy Taylor の偉いところは
カバーしてみるとわかったりする…

helpless calculation

ニュームーンの前なのに

ペッパー警部じゃなし

ペーパームーンじゃなし

ペーパーワークで週末も終わる

音楽にもろくに費やせず不満募る

水道の前

久々に聴いた曲の中にずっと作ってる曲のタイトルを聴きとる

これってここから? ちがうと思うけど

潜在意識は自分を超えるし そうかもしれない

ちょっとヒントになるのかな


昨日に巻き戻すと

そこは束の間の大自然

山の端を眺めながら

貸し切りの机で読書ができるなんて

その気になれば この世は最高

騙された 品物ばかり 思い出すけど

それでも自分次第とうそぶく土曜

本日は暑すぎ オーバーヒートで残り20分の

リベンジ試みる

nidone

二度寝は身体のどこかと
心のどこかを磨耗させる

2年半ぶりだか3年ぶりだかの
仕事になぜか混じることになり

初めての場所で序盤

手洗いかロッカールームにきたら
帰りがわからない

長い階段を降りれば

もう街の反対側

歩道橋は鈴生り
時間はあきらめろというよう

いつのまにかタクシーに乗り
どうやら離れていくばかり

戻ってもらって
駐車場に帰還

呆れられ
そもそもこちらは何の準備もしていない

さてこれからどうやろう

というところで目が覚めた

リアウィンドウ

明日は風の日 今日雨のち晴れ

夜明けの豪雨に 車のリアが水浸し

いつから車の後ろガラスは 黒が標準になったのだろう?

ふとしたことで開け放したのが 命取り

命取りは困るし 閉めてふたたび

開け放すことに

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