tabi

髪を切る。

去年の今頃以来、ずいぶん伸ばしていたので
軽くなって気分がいい。
ついでに視界も広くなった。
一年間、ずっと左目を半ば閉じてたようなものだからな。

再び旅に出る。
車窓、音出し、のみくい、街眺め。

仲間と一緒に過ごした時は次の音楽になっていく。

合間、ふと海岸に行ったり、ありきたりすぎて地元の人でも行かない場所を巡ったり、
人が教えてくれた場所にすぐ行ってみたりする。

人がぽろっと教えてくれた情報には力があるもので
どうしてその人がそこを教えてくれるに至ったのか、たぶんそこにはプラスαがあるので、行ってみるべきなのだ。

- とはいえ、行かずして悔やんだ故の実感の方が優る -

全然違う土地から話の続きがつながったりする。

神戸の海岸で見かけて妙に気になった家族の銅像
とその横にあった、移民船の解説

福岡でふと時間をつぶしていたコーヒー屋で
8年前のcoyoteがあったのでなんとなく読んでいると
その移民船「笠戸丸」がサントス港に到着したあとの話が書いてあった。

…やっぱりな。
1908年「希望の船出」で日本を旅立った、781人の人たちは
新天地ブラジルで、打ちのめされることになる。
充てがわれた痩せた土地では何も育たない。

10年近くにおよぶ土地改良の努力から、やがてコーヒーが実り、
幾人かはコーヒー農園主として「成功」するに至る。
その過程で得たもの、失ったもの…

要するにコーヒー屋にあった雑誌なのでコーヒー特集であり
コーヒー農園以外に携わった移民の人たちがどうなったかは

わからない。

が、なんとなくわかること。

「希望の船出」なんて、そんなにはない。
あとで美化するしかないんだな。
ないからこそ、モニュメントにする。
もぬけのから。
だから、殻をつくる。からだ。
どこかに楽園があるのかな

ぁ。

たぶんない。

だけど、
たとえゼロから始まっても、つづきができたとしても、
世界はどこも同じくらい

きっと。

positive.

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